アメリカで憎悪犯罪法が・・
アメリカではコビット-19感染拡大に伴って、いわれのない東アジア系アメリカ人への暴力行為などのヘイトクライム(憎悪犯罪)が急増したことを受け、人種的偏見などに基づくヘイトクライム(憎悪犯罪)への対応強化を定めた法案が提出されました。
この法案は、民主党の「メージー・ヒロノ上院議員」(ハワイ州選出・日系女性)と、「グレース・メン下院議員」(ニューヨーク州選出・台湾系女性)が両院でタッグを組み提出したものです。
上院ではヒロノ議員が主導し賛成多数で可決、そして18日にメン議員が主導で可決、全て共和党も民主党も無く党を越えた圧倒的賛成での可決で、アメリカの報道機関が驚きをもって報道していました
これでバイデン大統領が署名すれば法の成立・施行です。
ただ、ミズーリ州選出でトランプ信者のジョシュ・ホーリー共和党議員のみが反対したようです。
ヒロノ上院議員のメッセージ
「(アメリカでは)アジア人は、気づかれない存在、常に外から来た存在、常にアメリカ人と見られない存在で、憎しみや、いわれもない無差別攻撃を受ける。
この法案は、アジア人・太平洋出身者コミュニティ(AAPI)と連帯し、また、どのような人種とも、私たちが考えられるどのようなカテゴリの人々とも、連帯するというメッセージを発信するものだ。今日の歴史的な超党派による COVID-19 Hate Crimes Act の可決は、アジア系アメリカ人および太平洋諸島出身者のコミュニティに、米国が反アジアのヘイトを拒否するという強力な連帯のメッセージを送るものである。」
このヒロノ議員のメッセージで、アメリカ国内でどれだけ東洋人も差別されていたかを改めて知った気がしました。
そしてなにより、アメリカ連邦議会での女性議員の行動力と威厳の強さを感じました。
アメリカ連邦議会議員=535人(世界で24位)
- 下院議員総数435人
女性=118人
男性=317人 - 上院議員総数100人
女性=26人
男性=74人
日本の国会議員=710人(世界で6位の人数)
- 衆議院総数465人
女性= 47人
男性=418人 - 参議院総数245人
女性= 50人
男性=195人
中国の3000人、イギリスの1450人というのもありますが、人口が日本の10倍近いインドとのほぼ同じの日本の国会議員数、多すぎでしょう。
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コメント
今、櫻井よしこ氏がいろいろお話していますが、その通りにはならない事が多い。
だから、イライラする。ワクチン予約も出来ない。特に選挙制度が日本では自民党に有利な制度。しかし、これは我々が変えないといけない。
一番は、今の国会の在り方だ。参議院の、議員の責務、居眠り、不在、金集めパーティ、法律政策案件の不在、交通通信費、議員宿舎、、、、、、余りにも多すぎだ。
しかし、何も手付かずのまま。
投稿: 風流人 | 2021年5月20日 21:38
>風流人さんへ
前野田総理に、「定数を減らす」と大見えを切って解散して誕生した第二次安倍政権は、その約束を破棄してしまいました。
都合の悪いことには、なにも動かないのが日本の政権のようですし、世界共通のようです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月21日 08:01