意味が異なる福島の言葉、パート2
昨日、妻と話していた時に「歯科医に、言葉が通じなかったようだ」とか、さらに私が使った言葉の意味を「始めて聞いた」と妻から聞かされ、またまた福島弁について考えてしまいました。
歯科クリニックにて>「こわい」
妻「ちょっと、顎がこわいです」
- 妻の言った意味=顎がこわい(強い)=顎が疲れてしんどい
- 医師が受け取った意味=こわい(怖い)=治療が恐い
※福島弁で「怖い」は「おっかない」または「おっかね」(江戸言葉と同じ)と言う。
村の言葉で「ね」と言ったら
- 無い(ない)=ね
- 苗 (なえ)=ね
- 根 (ね) =ね
- ない =ね
※全部言い方は同じ
村の言葉で「はねる」と言ったら
- 標準語=跳ねること。
- 村言葉の意味=走る。駆ける。
※「跳ねる」は、「とぶ」または「とっぴゃがる」と言う
村の言葉で「すけべ」と言ったら
- 標準語では「スケベエ」
- 村言葉では、二通りの意味
①「酸っぱいだろう?」
②「スケベエ」
村の言葉で「いんこ」と言ったら
- 標準語では、鳥の「インコ」
- 村の言葉では「犬(いぬ)」のこと。
その他にも「降りる」ことは「おちる(おぢる)」と言ったり、もっともっとありますが、
もし、もしもこちらの人と話すときがあった場合には頭に入れておくと良いかもしれません(笑)
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コメント
同じ地域でも言葉の意味が違う場合がありますよね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年5月20日 (木曜日) 14:20
>吉田勝也さんへ
仰る通りです。この言葉も、福島県内で共通ではないです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月20日 (木曜日) 16:52
新潟も似たようなところがありますね。
半分以上、分かります。
投稿: もうぞう | 2021年5月20日 (木曜日) 19:15
>もうぞうさんへ
近い言語圏のようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月20日 (木曜日) 19:59
実は私、2012年から会津に人形劇を見に一昨年まで
年に1回、またボランティアでは南相馬などに数回行きましたが、皆さん 気をつかってくださるからかイントネーションの違いは感じても 福島弁というのを感じたことがないのです。
玉井人さんの、「方言辞典」をみても、語頭順のたくさんの方言があることはわかりましたが、語尾については書いてなかったように思いますが・・。
語尾には特徴があったと感じました。
投稿: へこきあねさ | 2021年5月20日 (木曜日) 21:54
>へこきあねさんへ
語尾についても、しっかり記載していますが、見つからなかったようですね
会津と浜通りですね。私のところとはかなり違う言葉が多く、通じないことが有ります。
語尾でいえば、会津は「・・だなし」、相馬は「・・だな」、私の地域は「・・だない」または「・・だなん」などがあります。「・・だべした」と言う場合もあります
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月21日 (金曜日) 08:06
ひろたさん!
北海道弁でも「こわい」は疲れただよん(๑•̀⌄ー́๑)b
なんだか福島弁懐かしいですねぇ。
朝ドラは関西から東北弁に……!
なんだかホッとしました(笑)
福島弁とも違うけどね〜₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡
投稿: Pee | 2021年5月21日 (金曜日) 09:22
>Peeさんへ
「こわい」使うんですね。
福島県と山形県ぐらいかと思ってました
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月21日 (金曜日) 10:00
ああ、ほんと 失礼をしました。
語尾もさまざまですねぇ。
投稿: へこきあねさ | 2021年5月21日 (金曜日) 15:48
>へこきあねさんへ
方言の語尾は、その時の相手によっても変わります
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月21日 (金曜日) 17:33
松本清張は出雲と東北の言葉に似た事を知り、そして砂の器でも方言が作品に使われた。
確かにイントネーションは難しい。
温もりと、母親の優しさがある。
最近、地方も都会化されて特徴を失った。堂々と方言が聴きたいです。
投稿: 風流人 | 2021年5月21日 (金曜日) 21:19
>風流人さんへ
ぬくもりを感じるのは方言ではなく、それを話しているひとの思いや人柄だと思います。
刺々しく荒っぽい方言のほうも、沢山あります
投稿: 玉井人ひろた | 2021年5月22日 (土曜日) 07:56