東京のど真ん中に米軍基地
「米軍基地の返還運動」と言ったら、一般的には沖縄の問題と思うのが普通だと思います。
しかし、東京都の中心部でもある六本木でも住民らが早期返還の実現を防衛省と都に要請し続けていることは知られていません。
それは、東京都民さえも知らない人がほとんどであることを、今朝のNHKの特集報道で知りました。
首都の中心街の一つである港区六本木には、何と米軍基地が存在しているのです。
基地はヘリポート専用で、米兵の宿舎と準機関紙「星条旗新聞」社などの私設が在り、その面積は約2万6900平方メートル(約8150坪)で、周辺を青山霊園や国立新美術館に囲まれ近くには六本木ヒルズが立つところに在るのです。
その名称は「赤坂プレスセンター」になっていて、まるで米軍基地であることを日本政府が協力してカモフラージュして隠しているかのようです。
もともとは、旧日本陸軍の駐屯地だった場所で、戦後の米軍が接収しそのまま使われているようです。
トランプ大統領が来日した際にはここが使われたそうですから、たぶんオスプレーも利用可能なのでしょう。
米軍基地ですから、そこに出入りするヘリコプターは日米地協定により、日本の航空法を守る義務は無くどんなに危険でも低空を勝手に飛ぶことが許可されています。
低空飛行によるヘリの爆音や墜落の不安という沖縄と全く同じ状況が、港区六本木という都心でも繰り広げられていたのです。
私が気になるのは・・・
日本のメディアが今までこの六本木の米軍基地がついて、ほとんど報道してこなかったことです。
そして、NHKが急にこの時期に特集報道を行ったこととその理由です。
バイデン大統領と菅総理の首脳会談で、何かあったのでしょうか?
航空法81条及び174条:>
市街地などを飛行するときは、その飛行の半径600mの範囲にある最も高い建物などの頂点から300m以上の高さで飛行する。
ただし、見通しがよく障害物が何もない場所では150m以上で飛行が可能。日本の自衛隊の最低飛行高さも上記の航空法81条に準ずる。ただし、国土交通大臣の認可があるときにはこの限りではない。
米軍機は日米地位協定により、上記の航空法は適用されない。
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コメント
すごい((+_+))
ほんと、名称が赤坂プレスセンター、でも中身はすべて米軍がさまざまに利用している。
建築費も運用費も日本の思いやり予算でまかなっている。独立国の首都に外国の基地が7ヶ所もあり、そのうちのひとつがこの超高級地に立つ 米軍基地。
私は港区出身だけど知らなかった・・(*´Д`)
NHKは政治部はかなり政府寄りだけど、社会部は一定の距離があるような気もして 信頼がおけます。
投稿: へこきあねさ | 2021年6月18日 (金曜日) 20:27
>へこきあねさんへ
ここの出身者でも解っていないという事実、改めて知ってそのカモフラージの巧みさを感じます
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月19日 (土曜日) 08:32
東京の米軍基地は知っていますが、六本木にあるとは知りませんでした。
すごい情報ですね。
投稿: もうぞう | 2021年6月21日 (月曜日) 07:41
>もうぞうさんへ
テレビでの報道では「赤坂プレスセンター」ですから、誰も米軍基地とは気が付かないですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月21日 (月曜日) 07:50
玉井人ひろたさん、この記事もアップを
ありがとうございます。
全然知らなかったです。
へこきあねささんのところで初めて知りました。
本当に驚きですね!!!
投稿: 浜辺の月 | 2021年6月30日 (水曜日) 12:18
>浜辺の月さんへ
名を変えているというのが、恣意的ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月30日 (水曜日) 14:11