ラジオのAM放送が無くなる
2019年3月に、日本民間放送連盟がFM補完中継局制度の見直しとして、遅くとも2028年の再免許時までにAM放送からFM放送への転換の方針が決められました。
そしてついに、東京のTBSラジオ・文化放送・ニッポン放送の3社が中心となり、リモートで各局と協議した結果全国47民間AMラジオ放送局の内、北海道の2局と秋田の1局の3曲を除く44局からAM放送を停波し、FM放送への移行することの同意が得られたことが発表されました。
ついに、AM波のラジオ放送が無くなることのようです。
福島に有るラジオ福島では、3年ほど前からAM波が届かない地域にFM中継局を立ててAM放送番組をワイドFM を使って放送することが始まっていました。
それが全域に拡大するとは、わたしとしては思ってもみませんでした。
とすれば、AM放送にはそれだけの欠点があるということでしょう。
では、放送局が本気で移行するAM波欠点とは何か?知りたくなりました。
>AMは、振幅変調(Amplitude Modulation)の略で、天候次第で最長で数百kmという遠くまで伝わる電波ですが、
- 雷やパソコンなどでノイズでたり、混信や雑音が入りやすい。
- 音域が狭いため、FM放送よりも低音質になっていて音楽を良い音で放送するのには不向き
- AM波の送信所は電波の特徴から、建設には大きく高いアンテナ(200m前後)、さらに遮蔽物のない広い土地が必要で、郊外や海辺や河川敷にあることも多い。
よって、水害や津波にも弱いと危惧されているところが少なくない。
全国にあるラジオ局では、AM送信設備の老朽化が進み改修時期を迎えているらしく、このままAM放送を継続した場合には莫大な費用と、放送施設の周囲への影響が問題になりそうな状況のようです。
つまり、最大の理由は「欠点の3番」で、放送施設の維持管理費の軽減と見直しのためのようです。
我が家に今でも保存されている真空管ラジオにはAMという表記は無く「MW」となっていますが、このことを知っている人、または覚えている人はどのくらいいるでしょう?
とりあえずは、FMに変わっても困らないですが、これからラジオ福島を聴くにはワイドFM放送を聞くことができるラジオが必要ですね。
テレビは地上波から地デジ、ラジオはAMからFMへと変化する世の中で、まだスマホも持たないで時代を静観する(?)私です(;^ω^)
■2028年秋までにFM局となることを目指す民放AMラジオ44局
青森放送、IBC岩手放送、東北放送、山形放送、ラジオ福島、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、栃木放送、茨城放送、アール・エフ・ラジオ日本、新潟放送、信越放送、山梨放送、静岡放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、CBCラジオ、東海ラジオ放送、岐阜放送、KBS京都、MBSラジオ、朝日放送ラジオ、ラジオ大阪、ラジオ関西、和歌山放送、山陰放送、RSK山陽放送、中国放送、山口放送、四国放送、西日本放送、南海放送、高知放送、RKB毎日放送、九州朝日放送、長崎放送、熊本放送、大分放送、宮崎放送、南日本放送、琉球放送、ラジオ沖縄(北海道地区2局と秋田地区1局の計3局を除く、計44局)
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コメント
時代ですね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年6月16日 16:46
>吉田勝也さんへ
時代なんでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月16日 17:09
昔のラジオ(ラヂオ)は、長波・中波・短波に分離されていました。
その中波が。MWでしたね。懐かしいな~
投稿: もうぞう | 2021年6月16日 20:02
>もうぞうさんへ
昔、AMとMWが同じだということも考えることなくラジオを聴いていました。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月17日 07:49
ひろたさん!
スマホ持つと確かにFMでもラジオ聞かなくなったかも??
仕事中でも イヤホンで好きな曲だけ聞く
トークは無い方が(๑•̀⌄ー́๑)b
投稿: Pee | 2021年6月17日 11:39
>Peeさんへ
そういう時代になってきたんですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月17日 17:45
スマホを持たない仲間がいるとはビックリ。ポケベル所持に猛反発した時代からの遺伝子が残っているのです。
投稿: 真島節朗 | 2021年6月17日 20:36
>ましまさんへ
スマホの料金が下がれば考えたいと思っていますが、実際は今の携帯の保証が8月で無くなってくるとかで使えなくなるので替えるしかなくなるようです
投稿: 玉井人ひろた | 2021年6月17日 20:57