山城サミット in 伊達
令和2年(2020)11月現在、104団体、162の山城が加盟して「全国山城サミット」というのが開催されています。
今年の「第28回全国山城サミット」は、福島県伊達郡桑折町(だてぐん こおりまち)の桑折西山城跡を舞台にし、10月30(土)~31日(日)の2日間開催される予定になっています。
舞台になる桑折西山城は、1532(天文元)年ごろに伊達家14代当主の伊達稙宗(たねむね=高宗)が築いた山城だそうです。
このサミットにを記念し桑折町内のリカーショップ旭屋は、地酒の「山田錦」を基にした新たな日本酒を発売しました。
その酒の名前に注目してしまいました↓
「純米吟醸 伊達郷桑折(いだてごうこおり)宗 MUNE」
解りますか?
「伊達」の漢字を「いだて」と、本来の読み方にしていることです。
今は「だて」と言うのが常識ですが、少なくとも伊達政宗のころまでは「いだて」と称していたので、それをちゃんと表したことがなんだかうれしい私でした。
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コメント
「いだて」と読むと広く通用している意味がとたんに狭まりますね
投稿: 真島節朗 | 2021年7月 8日 (木曜日) 10:29
>真島節朗さんへ
そうなるでしょうね。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年7月 8日 (木曜日) 11:23
そうだったのですか! 何故、あれで「だて」と読むのかな?と思っていましたが、本来は「いだて」だったのですね。
何故、「だて」と読むようになったのですか?
投稿: 山桜 | 2021年7月 8日 (木曜日) 20:03
>山桜さんへ
朝廷(京の都)では、「い」が発音しにくかったとか、聞こえにくかったとか、ということのようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年7月 8日 (木曜日) 20:19
玉井人ひろたさん、お返事ありがとうございます。
私もあれから疑問に思いネット検索してみたのですが、
未(いま)だ、抱(いだ)く、出(いで)るのように、元々は「い」の付いていた言葉が「い抜き」発音になっている例が幾つもあることから、成程と思いました。
英語でもknow、knock、knightのように発音しなくなった音が表記には残っているのと似ていますね。
元は「安達」と同じように「いだち」と読んだとか、飯館と関係があるだとか、色々な説もあるようで興味深いです。
投稿: 山桜 | 2021年7月 8日 (木曜日) 20:49
>山桜さんへ
言われてみると、それらの言葉も「い」が消えているんですね
気が付かないほど、慣れてしまっているんですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年7月 9日 (金曜日) 07:55