盆棚
「盆棚(ぼんだな)」を飾るという慣習は、だんだん無くなる日本文化=日本の宗教行事の一つかもしれません。
でも、田舎である我が家では、今年も当たり前に行われています。
ただ、正式な形ではここに笹竹(先祖が宿るとされる)・素麵・ワカメを飾るのですが、ワカメの塩がたれたり笹の葉がしおれて散らかるので私はやっていません。
あとは、13日に仏壇から本尊(阿弥陀如来)と位牌を移動すれば完了です。
廊下には、亡き父の戒名が書かれた盆提灯を下げました。
幼いころ、近所の裕福な家のお盆にこの提灯が沢山(10近く)廊下に下がっているのをみて、「我が家と違って、いっぱい有って、うらやましい」と思ったものです。
しかし、それは悲しいことなのだと、提灯が無い我が家のほうが幸せなんだと解ったのは、それから10年近くたった中学ころ、大好きで憧れだった叔父が30代の若さで他界したときでした。
お盆が明けたらすぐに、わたしは2回目のワクチン接種です。
←が完成形です。(13日)
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コメント
「盆棚」の慣習は初めて知りました。素晴らしい慣習だと思います。
投稿: 吉田勝也 | 2021年8月12日 (木曜日) 10:50
>吉田勝也さんへ
これはほぼ三分の二が神道で、仏教と融合したものです。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年8月12日 (木曜日) 11:28
盆棚はよく知りませんが、
棚参りという文言は、よく聞きます。本家の仏壇にお参りすることですね。
転じて親類中の仏壇参りも棚参りと言うようです。
投稿: もうぞう | 2021年8月13日 (金曜日) 18:22
>もうぞうさんへ
昔は「タナバタ」も「棚機(たなばた)」と書きお盆行事でしたので、その名残があるのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2021年8月13日 (金曜日) 19:09