自衛隊機がアフガンへ飛んだ
イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンで、日本の大使館員がイギリスの輸送機で国外へ退避したという報道を耳にし、「また、日本人の救出は欧米の軍隊に頭を下げるしかないのか。なさけない」と落胆していました。
しかし、日本政府はが8月23日に残る邦人や大使館や国際協力機構(JAIK)で勤務していた現地職員らの退避支援に向け、航空自衛隊のC2輸送機1機を出発させました。
今回の自衛隊の行動は、『自衛隊法・第84条の4』(※2006年、第一次安倍政権下での追加された法)に基づくこうどうだそうで、外国人を同乗させれば知戦後史上初めてのことのようです。
任務の自衛隊には護衛の為の銃器使用も認められているようなので、『自衛隊法・第84条の3』(※2016年、第二次安倍政権下で追加された法)も適用している気がします。
これで日本もやっと自力で邦人救出するという、当たり前の行動が可能になったのかとうれしく思いました。
安倍政権の横暴は未だに気に入りませんが、今回の行動では自衛隊法の改正を評価したいと思います。
<参考>
自衛隊法 『第84条の4』とは
(在外邦人等の輸送)
第84条の4
防衛大臣は、外務大臣から外国における災害、騒乱その他の緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する邦人の輸送の依頼があつた場合において、当該輸送において予想される危険及びこれを避けるための方策について外務大臣と協議し、当該輸送を安全に実施することができると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。
この場合において、防衛大臣は、外務大臣から当該緊急事態に際して生命若しくは身体の保護を要する外国人として同乗させることを依頼された者、当該外国との連絡調整その他の当該輸送の実施に伴い必要となる措置をとらせるため当該輸送の職務に従事する自衛官に同行させる必要があると認められる者又は当該邦人若しくは当該外国人の家族その他の関係者で当該邦人若しくは当該外国人に早期に面会させ、若しくは同行させることが適当であると認められる者を同乗させることができる。
※参照のサイト↓
自衛隊法|条文|法令リード (hourei.net)
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コメント
菅さんは陰で支える参謀タイプで、表で人を惹きつけるようなパフォーマンスが苦手な秋田人。地味で暗くて発言がはっきりしないと言われますが、なかなか意志が強く何を言われてもぐらついて曲げない処は流石だと思います。
パラリンピックの開会式ではかなり疲れが見え、倒れないか心配になりました。
投稿: 山桜 | 2021年8月25日 (水曜日) 09:45
>山桜さんへ
お疲れのようですが、先日のオリンピック開会式の天皇陛下が開会を宣言する時のように、立つのを忘れなくてよかったです。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年8月25日 (水曜日) 11:46
ようやく出来るようになりましたですね。もう少し迅速な対応が必要なような気がします。
内示などで、近くの友好国まで行き、待機をするような方式にしたいですね。
投稿: ひで | 2021年8月26日 (木曜日) 18:10
>ひでさんへ
ただ、乗るはずの邦人らが空港の近づけないようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年8月27日 (金曜日) 07:31