スポーツは運も強さというが
オリンピック、そしてサッカーワールドカップも、4年に一度の開催というのは必ず選手の運の明暗を分けます。
さらに今回は、コビッド-19感染禍で延期された「東京オリンピック・パラリンピック2020」によって、オリンピックに出場した選手によって明暗が分かれました。
それは、きょうから始まったパラリンピックも同じです。
その中でも、パラリンピック初出場が内定していたパラアーチェリーの「仲喜嗣さん」の明と暗は言葉にできないくらいです。
仲さんは2019年6月の世界選手権で男女混合の3位となり出場枠を獲得、58歳と言う年齢で初めてパラ代表に内定するという歓喜に包まれました。
でも、2020年に延期が決定します。
延期が決定しても、仲さんは練習を止めずひたすら今年のオリパラでの活躍を目指ざします。
ところが、今年の2月に病魔に倒れパラリンピックの夢は果たせず、60歳でこの世を去りました。
あと半年ほどでパラリンピックが始まるときでした。
同じパラアーチェリーの仲間では父親的存在で代表の上山友裕選手(33)は
「あれだけパラを目指し頑張っていた人が。こんなことがあっていいのか」
「父を亡くした時ほどのショックで、ひたすら泣き続けた」
上山選手は、仲さん愛用の矢を入れる「クイーバー」を車いすに装着使用し、仲さんの妻奈生美さんに「(夫を)連れて行ってあげて」という思いを胸に金メダルを目指すということです。
パラスポーツの選手は、注目を集めるほど強くなる方が多い気がします。
パラ選手の活躍、じっくりと脳裏に収めたいと思います
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