欧米での福島県産物の輸入規制が緩和へ
9月21日農林水産省は、EU加盟国が原発事故後に実施してきた福島県産食品への輸入規制の一部が緩和されることを発表しました。
さら、にアメリカもEUに同調するもようです。
これによって、福島県で生産される栽培キノコ、果物、牡蠣(生食)などは、今まで「放射性物質検査証明」というのが必須だったのですが、緩和処置によりそれ来月の10月10日から不要になるようです。
ただ、一部の水産物や乾燥したカキ、野生のキノコ、野生のワラビ、野生のコシアブラなど、自然界から採るものなどは引き続き規制対象のようです。
原発事故に伴う輸入規制は現在、14ヵ国・地域が実施していますが、これによって規制が続く韓国、台湾、中国のアジア3ヵか国を除き多くの国への輸出が進むことが期待されています。
これに伴い平沢勝栄復興相(県立福島高校出身者)は、21日の閣議後会見で
「戦略的に早く元に戻せるかが大きな課題であり、今後もしっかり取り組んでいきたい」
というコメントを出したようですが、実際は福島県の内堀知事が菅総理に直談判したことにより実現したことのようです。
菅総理は、残り少ない任期の中で躊躇ない行動を結果に表したことになり、内堀福島県知事のタイムリーな交渉に拍手を送りたいです。
さて、あとは手強いアジアの三つの隣国だけですが、それは新総理に期待するしかないようです。
追記>
台湾は、輸入規制解除に向けた協議を日本と始める動きがあることの報道なされました。
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コメント
欧米には信用されてもアジア域内で信用されないのは仕方ないのでしょうか。政府の努力不足とも思われます
投稿: 真島節朗 | 2021年9月23日 (木曜日) 18:21
>真島節朗さんへ
「外交」の裏事情が働いているのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月23日 (木曜日) 18:27
諸外国のアラ探しにちょうどあったようなものですね。中でも中国や韓国は隣国なのに鬼の首でも獲った感じです。イヤですね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年9月24日 (金曜日) 15:28
>吉田勝也さんへ
韓国については、国民が非常に怖がっていることは確かなようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月24日 (金曜日) 16:55