皇族に関する法律の不思議
眞子様と小室さんの結婚は、週刊誌などでは「駆け落ち婚」とか言って面白がっているようですね。
二人は、皇族の式典はやらず一時金まで辞退する意向を示したことが「駆け落ち」に感じたのでしょうが、そう簡単に二人の思惑通りにはいかない法律の壁があるようです。
まず、女性皇族が皇族を離れるときに支払われる「一時金」ですが、これは《皇室経済会議の議を経て定めるもので上限は1億5千万円とされています。
一時金は支給することが前提の制度なので「辞退する」という法律が無く眞子様は受け取る以外に選択肢は無いのだそうですね。
この一時金というのは一般人の「嫁入り持参金」ではなく、皇族を離れた後も数年ほど続く「身辺警備費用の前払い金」というのが本来の目的のようです。
辞退が認められ二人がニューヨークで暮らす場合でも、法律で警備だけは不可欠になっているそうで自腹で支払うことになります。
もし、その警備費用を小室さんの収入だけで支払うとなると、こういう試算になるようです。
- 予想される弁護士としての小室さんの収入
年収=1,800万ほど(一年目) - 家賃は月にして40万~50万円ほどが相場
年間費用=約500万円 - ニューヨーク警備員費用の相場は1人月額100万円。三交代として月額300万円
年間費用=3,600万円
という具合になるようですから、単純に見積もっても「2,300万円」の赤字です。
つまり、たちまち二人の暮らしは1年で破綻するどころか、莫大な借金生活になるようです。
「じゃぁ、警備なんかやめればいいじゃないか」
と思うのが人情でしょう。
ところが、もしも眞子様に何か不幸な事故や事件が起こった場合、その責任の所在が明確に無いらしいので宮内庁をはじめ日本政府に大混乱を招く可能性が有るらしいのです。
婚姻届けは来月に出すそうですが、そのごアメリカに行くとして、眞子様はパスポートの取得も面倒な手続きが待っているので大変です。
皇族のパスポートについては、過去ログ「天皇陛下のご身分は?」←をクリックしてみてください。
スムーズに行くには、法改正が必要ですので国会を開かなくちゃいけませんが、今の自民党の様子からはそれどころじゃないでしょうね。
二人の話題は、これからも尽きないことでしょう。
皇室典範見直しの時なのでしょう
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コメント
「週刊文春」「週刊新潮」は相談し合ったかのように、お二人を同じ表現でこき下ろしています。基本的にお二方に日本国憲法上婚姻の自由は保障されるべきだし、一方皇籍を離脱しても眞子さまが皇族のお姫様だったこと国民がわすれるわけではありません。その目で見られ続けます。それだけのことではないでしょうか
投稿: 真島節朗 | 2021年9月 9日 18:23
可愛そうな真子さま。ここまでにたどり着くのも大変だったでしょうし、まだまだ越えなければならない山坂は多そうですね。
でも。あたしゃ 「愛があれば・・」とロマンチックにこの難関を突破できると信じてやみません。
皇室典範だって時代に合わせて変えればいいんです。
投稿: へこきあねさ | 2021年9月 9日 20:09
万一、タリバンやら某国などに拐かされたら、まさか見捨てる訳にもいかず、日本にもアメリカにもどれだけ迷惑がかかることか。
そのような身にお生まれであることのご自覚に欠けるとしか言いようがありません。
投稿: 山桜 | 2021年9月 9日 20:20
米国暮らしは、イギリス王室の前例に倣っての所業?
王室や皇室もワールドワイドになってきましたね~
投稿: もうぞう | 2021年9月10日 07:17
>真島節朗さんへ
忘れるわけが無いし、宮内庁や外務省は監視体制になるでしょう。職員は大変ですね
>へこきあねさんへ
皇室典範は、ほとんど明治時代と変わっていませんから改正する時だと思います。
しかし、自民の保守系が反対し出来ないでいますね
>山桜さんへ
むかし、小沢一郎衆議は「皇族も公務員」言って論議を呼びましたが、税金が投入されている以上反論もおおくなるでしょうね
>もうぞうさんへ
間違いなく、影響は有ったと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月10日 08:03
宮内庁のいろいろな取り決めがあるのでしょうね。すんなりとお二人のご結婚をお祝い出来ればいいと思います。
投稿: 吉田勝也 | 2021年9月10日 13:54
>吉田勝也さんへ
発表した以上は、何らかの道筋が有るのかも?しれませんね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月10日 16:44