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2021年9月25日 (土)

ブラジルに巨大な仏像が在る

昨日、母を歯科クリニックに連れて行ったとき、待合室で読んでいた新聞で面白い記事を見つけました。

南米のブラジル南東部エスピリトサント州にあるイビラス市に、巨大な仏像が建立されたというものでした。

仏像は「座像」で高さが35メートルもあり、ブラジルのリオデジャネイロのシンボルであるコルコバードのキリスト像=30m(※台座を含めると39m越す)や奈良の大仏=18mよりも高いのですからその大きさがわかる気がします。

建立したのは、同市に在る「曹洞宗白雲山禅光寺」(禅宗)の住職でビッチ大樹氏(68)という人物です。

曹洞宗のお寺の住職ということで日系人かと思いきや、ビッチ大樹住職は、同州生れでイタリア系のブラジル人だというのも驚きでした。

息子で副住職のビッチ研道さん(27歳)によれば、
大樹住職が仏教を知ったきっかけは1960年代に北米を中心に広まったヒッピームーブメントで、そこから「座禅」に興味を抱いたことからのようで、10代のころまでは医師や弁護士の道を目指いしていたようです。

ビッチ大樹住職が座禅に興味を持ってからの行動は↓です。

  • 20歳の時、メキシコで禅を布教していた臨済宗の禅僧高田慧穣師のうわさを聞いて訪ね、1年間修業
  • サンパウロ市リベルダーデ区の曹洞宗佛心寺での修業
  • イビラス仏寺だった今の寺で4年過ごし修業
  • 訪日して、日本語を学びながら東京都の大本山永平寺別院長谷寺や愛媛県の瑞應寺で5年間修業
  • 奈良の長谷寺で1年の修行
  • 長崎県長崎市の晧臺寺で2年の修業

最初の1年は日本語が出来ず、日本語学校に通いながら法要やお寺の掃除などの、日本の僧侶と同じ修業に励んだというのですからすごい人物です。

仏像建造には、その修行でお世話になったお寺の住職などの協力があったそうですが、大樹住職の人がらによると思いました。

仏像は、昨年10月に完成したそうですが、田舎の町の大きな観光収入源にもなっているそうですから、それだけでも地元へお貢献は大きいと思います。

副住職の研道氏は、仏像が完成した一月後の昨年の11月に日本での修行を終え帰国したそうですが、日本での経験について

「様々なご縁で言葉の壁を乗り越える事ができました。
修業は厳しいですが、厳しいからこそ共に修業する仲間が助け合う経験が得られました。」

「ですが修業は終わりがない。生涯続くもの」

最後に、↑のようはなしをしたそうです。

日本人でも無いのに、仏教への思いもさることながらこのビッチ親子は人としてもただ者じゃないと感心してしまいました。

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは初めて聞きましたね。

投稿: H.K | 2021年9月25日 (土) 22:48

>H.Kさんへ

コメントありがとうございます

投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月26日 (日) 07:51

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