富士山初冠雪・山梨vs静岡
本日9月7日(火)、富士山の初冠雪が気象庁から発表されました。
これは、平年より25日、昨年より21日早い初冠雪だそうです。
気象庁の地域気象観測システムのアメダスによると、標高3775㍍にある観測点は、6日午後11時にマイナス5.8度まで冷え込んでいたようです。
さて、あえて「6日午後11時」の所を太線にしたのには理由があります。
実は、静岡県側からは一日早い6日に初冠雪が視認されていたことが、テレビ番組でその写真と共に報道されました。
それなのになぜ、初冠雪の発表が今日になったか?
理由は簡単です。
初冠雪の発表は、山梨県の「甲府地方気象台」が視認し発表することが決まっているからです。
つまり、静岡県側からいくら早く確認されても、山梨県側で確認されないと「正式・初冠雪」にはならないからです。
富士山に関しては、山梨と静岡では競争意識が強いことはよく知られています。
初冠雪についての規定は、静岡県側にとって納得いかない人は少ないと想像できますので、地元では論議が起きていないのでしょうか?
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コメント
静岡と山梨の富士山頂問題は、十分知っていたつもりでしたが、初冠雪の発表が山梨に限られていたとは、知りませんでした。
県境をまたぐ他の山の場合は?
大差無いか???
投稿: もうぞう | 2021年9月 7日 18:01
>もうぞうさんへ
わたしも、今日知りました
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月 7日 19:54
桜の開花宣言も気象台の桜が咲くまで発表しませんよね。全国の気象台での決まりがあるのでしょうね。初冠雪を発表する権利があることは知りませんでした。
投稿: 吉田勝也 | 2021年9月 8日 11:31
>吉田勝也さんへ
どういう経緯で決まったのかも、興味を惹かれます
投稿: 玉井人ひろた | 2021年9月 8日 11:33