赤い羽根、針からシールへ
10月と言えば「赤い羽根共同募金」の始まりですね。わが地域でも、今年は私が係ですでに終了しました。
ところで、赤い羽根に限らず緑の羽根も何年か前から針式から、張り付けるシール式に変わってしまいましたが・・
それはいつからだったのか?
理由は何だったのでしょうか?
シール式の赤い羽根が世に出たのは1982年(昭和57)からだそうですが、その理由については正式な発表は無かったようです。
最も有力な理由は↓
- 1980年(昭和55)4月、新潟県加茂市の小学生が羽根飛ばしをしていて受けそこなった児童が怪我をする事故が発生し、損害賠償請求に発展。
- 1981年(昭和56)10月、佐賀県武雄市のとある小学校で児童が羽根を飛ばして遊んでいたところ、羽根を受け損なって目に刺さる事故が発生。
当時の児童の間で、針先に消しゴムを指したり、針先をセロハンテープで巻いたりして重しを付けて羽根を飛ばす遊びが流行ったそうで、怪我をすることが多発していたため「針は危険」と判断され廃止になりシールに変わったというわけです。
赤い羽根の材料は中国が原産だそうで、今年は不足するという憶測が流れ、自治体によっては羽根そのものがプリントされたシールになったところも有ったようです。
集まった募金は、災害被災者や施設に配られるそうですが、その実態はほとんど報道されないのでよくわからないのが本音でしょう。
それでも募金するのが、日本人的だと感じます
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コメント
我が夫婦は以前から思っていました、寄付されたお金が間違いなく、救済に使われているのか?
経費とかに搾取されていて、全額が本当に正しく使われているのかと?
使途が公表されていないので詳細が分からない、これで良いのですかね?
投稿: JACKS | 2021年10月 8日 07:35
>JACKSさんへ
良く無いと思いますが、マスメディアは不祥事が発覚しない限り取り上げませんよね。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年10月 8日 10:56
ガールスカウトで長年様々な募金活動をやって来ましたが、必ず募金の主旨や用途を記したチラシもお渡ししていました。この印刷経費が勿体ないとも思いましたが、中には食って掛かってくる方もいらしたので、子供達を守る為には必要でした。
今は、ネットでも使い途は調べられますので、ご興味があれば。
「赤い羽根共同募金の使い途データ」
https://hanett.akaihane.or.jp/hanett/pub/home.do
実は、この羽から剥がした小さなシールが風に飛ぶと、拾うのが大変なのですよ・・・なので、私は剥がさないままお渡ししていました。
投稿: 山桜 | 2021年10月10日 13:22
>山桜さんへ
詳しいご紹介、痛み入ります。
こちらでも、詳しい内容のパンフレットも配られます。
さらに、わたしのところでは剥がして渡すことは一切ありませんし、私の行政地区では募金も個別ではなく会費から支払われますので、苦情も一切ありません
投稿: 玉井人ひろた | 2021年10月10日 17:36
そんな対策している羽根ですが、つけている人はごく僅か。
そろそろ無くしてもいいのでは?
投稿: もうぞう | 2021年10月11日 08:59
>もうぞうさんへ
私の見る限り、周囲ではつけている人を未だに見たことが無いです。
我が家も、カレンダー上部に張り付けています
投稿: 玉井人ひろた | 2021年10月11日 11:33
アチコチの駅の色々な場所で募金をやっていると、南口で募金してまた北口で声を掛けられて・・・ということもあるので、羽根を付けておくと一応安心ではあります。
投稿: 山桜 | 2021年10月11日 21:04
>山桜さんへ
それはありますね。なんとも、募金の所の前を素通りするのは気が引けますからね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年10月12日 07:56