ふくしま駅伝と山本太郎衆議
福島県内では、毎年11月に大きな陸上イベントが二つ行われます。
その一つは、東日本の都道県の代表が11月14日(第2日曜日)に集い競いあった「第36回東日本女子駅伝」です。
今回の優勝は、今陸陸上界で注目の不破選聖衣来(ふわせいら)選手がアンカーで走って逆転した群馬県、福島県も今回は久しぶりに5位入賞を果たしました(過去最高記録は2位)。
そしてなんといっても最大のは、11月21日(第3日曜日)に行われた「第33回ふくしま駅伝」です。
白河市から福島市までのやく100km16区間でつなぐ市町村対抗駅伝で、その参加する選手の数だけでも約900人ほどにもなります。
たぶん、参加人数から言えば国内最大の駅伝だと思います。つまり、駅伝は日本にしかないので世界最大の駅伝大会でしょう。
この大会からは、多くのオリンピック選手や箱根駅伝選手に世界陸上選手が誕生しています。
この二つの大会は、あの東日本大震災の2011年にも中止されることなく行われましたが、この大会に関していつも思い出す嫌な人物が居ます。
それは、先日の衆議院選で比例当選を果たした「れいわ新選組」の山本太郎衆議です。
山本衆議は、そのころはまだただの芸能人でしたが、震災と原発事故を目にし「原発反対」の運動を始め、それが後に国会議員になっていくきっかけになりました。
2011年の山本太郎氏の原発と放射能の被ばく被害への訴えは、県民の私かから見れば上気を逸したかのような訴えと活動でした。
そして、「東日本女子駅伝」が行われる寸前にも彼はコースである福島市に現れ
「10代の少女たちに、放射能に汚染された福島の道路を走らせるのか。中止しろ」
と、訴えました。それはそれは、すさまじい険相・態度での訴えでした。
ただ、冷静に考えればそれも一利あり、仕方ないとも思いました。
ところがです・・ところがなんです。
そのすぐあとに開催された「ふくしま駅伝」のときには彼は現れることも無く、メディアでの開催の中止・反対の訴えはみられませんでした。
山本氏にとっては、福島県民だけ参加の大会ならど良く、県外の人の参加のはダメなんだと、なんとも嫌な思いになりました。
なんとも言い難い懐疑心を山本氏へ抱くようになったのは、それからです。
そのことが、毎年の大会ごとに思い浮かぶのです
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コメント
なるほどねぇ。そんなことがあったのですか。
知りませんでした。
投稿: へこきあねさ | 2021年11月23日 (火曜日) 09:02
>へこきあねさんへ
福島駅前で市民と言い合いになったり、大騒ぎでしたが全国的には大きなことではなかったようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年11月23日 (火曜日) 09:03