140メートル
消防法は、昭和23年(1948)に定められました。
その後、昭和39年などに改正が行われ、最終改正は平成26年(2014)になって現在に至っているようです。
ただ、その内容は昭和23年当時からほとんど変わってはいないようで、それを表すかのように総務省のサイトにあるこの法の文章は漢字とカタカナ表記で戦前の文書を彷彿させます。
さてそれはともかく、その中に有る一つに消火栓などの設置位置の条件を知っているでしょうか?
消火栓は、その消火の対象物から140メートル以内に設置されることが定められています。
この140メートルの規定に対し、村議会において一人の女性議員から行われた質問内容を議会公報で読んでハッとさせられました。
140メートルという(半端な距離)は、直線距離です。
ところが、田畑ばかりの土地が主だった昔ならいざ知らず、昨今の村内では新たな住宅が増えたため、真っすぐにホースなどを伸ばすことが不可能な地域が増えてしまいました。
そこで、140メートルという設置規定をホースが通せる距離で(村独自に)検討できないのだろうか?というものです。
言われてみると、その通りです。なるほどと思って公報を読みました。
わが村の村会議員は全部で12人、その中で3人が女性ですのでその割合は25%になります。
これは、国会議員の約9%ほどに比べたらものすごく高い割合です。
高市早苗自民党政調会長は「ただ女性議員を増やせばよいというわけではない」と言いますが、当選している男性議員全てが(女性より)優れた政治家ばかりでしょうかね?
まずは、女性が立候補しやすい環境(法律)を考えることがジェンダー平等につながることだと感じます。
さらに言えば、小学校からでも政治や選挙について「制度」や「仕組み」だけを教えるのではなく、政治家や政治内容を教えるべき時が来ている気がします。
もしかすると、道徳教育より役に立つかもしれません。言い過ぎか?(笑)
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コメント
私は「男は男らしく、女は女らしく」という時代に育ちましたのでなかなか考えを切り替える事が出来ませんが、だんだん世の中は変わってきてるような気がします。女の方が強いと言う風潮も有りますが、要は男と女の良いところをそれぞれが認め合うことが大事でしょうね。
投稿: 吉田勝也 | 2021年11月 4日 14:17
>吉田勝也さんへ
日本の場合、今は差が無くなりつつありますが「男言葉、女言葉」が有るように、男女区別には長い歴史文化がありますよね。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年11月 4日 16:05
いい話だ。
ブログで後押ししましょう。
投稿: もうぞう | 2021年11月 5日 18:38
>もうぞうさんへ
ありがとうございます。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年11月 6日 08:00