女性服のサイズ表示
私の父親が若かった時代は洋服と言えばオーダーメイド、なけなしのお金をはたいて「町の仕立屋」に行くのが一般的だったものです。
それが、昭和40年代ごろから既製品が売られ始め、安価なため庶民は買い求めたためあっという間に当たり前になりました。
そこで使われるようになったのが、S・M・Lなどの服のサイズ表示です。
さらに、そのサイズ表示は男女別に細分化されS/M/Lは共通ですが、男性服にはY・A・AB・B体などが採用され、女性には7・9・11号などの表記が採用されて今日に至ります。
そのなかで、「女性服専用の「号数」はなぜ奇数ばかりで、偶数が使われないのか?」という疑問について今まで考えもしませんでしたが、その理由が判りました。
女性服の号数はアメリカのを採用したそうですが、アメリカでは偶数(0・2・4・6号)も有り、偶数の既製品は少し太めのサイズの服を表すサイズだったのです。
しかし、その太目サイズは日本人女性の体形にはそぐわないとして採用されなかったのです。そこで、奇数表記だけになったようです。
ただ、昨今の日本女性も体型もバラエティーに富むようになり、近い将来に偶数サイズが採用されるかもしれませんね。
男性諸氏はこれらを少しだけ頭に入れておくと、妻との会話など何かの役に立つかもしれません。
<参考・日本とのサイズ表記の対比>
- 国際基準 XXS
日本 5号(XS) / アメリカ0-2 / イギリス6 / フランス34 / イタリア38 - 国際基準 XS
日本 7号(S) / アメリカ4 / イギリス8 / フランス36 / イタリア40 - 国際基準 S
日本 9号(M) / アメリカ6 / イギリス10 / フランス38 / イタリア42 - 国際基準 M
日本 11号(L)/ アメリカ8 / イギリス12 / フランス40 / イタリア44 - 国際基準 L
日本 13号(LL) / アメリカ10 / イギリス14 / フランス42 / イタリア46 - 国際基準 XL
日本 15号(3L)/ アメリカ12 / イギリス16 / フランス44 / イタリア48
違うものです。
| 固定リンク | 0
コメント
女性のサイズ基準など気にしていなかったですよ、こういう基準なのですね。
奥方がサイズをハッキリ言わなかったのは・・その理由が分かりましたよ。
投稿: JACKS | 2021年12月15日 11:52
>JACKSさんへ
それは、聞かないで知らないふりをしたほうが良いですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月15日 15:35
登山靴などで、アメリカ表記やヨーロッパ表記・日本表記などがあって、めいわくなことです。
またS。M。Lでも
これはアメリカM表記です。ご注意ください。などと言われることも。
投稿: もうぞう | 2021年12月15日 18:50
アメリカのジェット、ボーイング機にBつくのは太っているからではなく、社名ですね
投稿: 真島節朗 | 2021年12月15日 19:38
>もうぞうさんへ
サイズの実寸は、何年か置きに改正されていますので国内のも試着しないと失敗することがあります。
>真島節朗さんへ
その通りですね。
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月15日 19:46
まぁまぁ、こんな事に詳しいとあらぬ疑いを掛けられかねませんから、奥様との話題にはご注意を。
投稿: 山桜 | 2021年12月16日 11:27
>山桜さんへ
ご心配なく、実は昔にわたしは婦人服を扱う仕事もやっていましたので、逆に妻に相談されます
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月16日 15:49
ええとですね、ひろたさんへではなく、他の方々への心配です・・・。
投稿: 山桜 | 2021年12月16日 22:15
>山桜さんへ
失礼しました <(_ _)>
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月17日 08:10