二つある「明太子の日」
明太子の「明太」とは、韓国語で「鱈(たら)」のことを指す名称です。
つまり、明太子とは鱈の卵巣=タラコを意味しますこと、それは以前にも記事にしました。
タラコは、韓国では食べられることは無く売れないのでほとんどが捨てられていたようです。
ただ韓国の漁師たちの家庭では、キムチ漬けのようにして食べていたようです。
日本が統治していたころ、それに目を付け商品として製造販売を始めた日本の海産問屋があり、韓国内の日本人を中心に瞬く間に売れ出したのが「辛子明太子」の始まりです。
のちにそれは、日本国内の山口県から明太子として販売されるようになります。
日本には「明太子の日」という記念日が、二つあることをご存じでしょうか?
>12月12日 の「明太子の日」
- 山口県下関市の明太子専門業者の「前田海産」が制定。
- 1914年(大正3)の12月12日、山口の関門日日新聞で、日本で初めて「明太子」という名称が新聞で使われたことに由来。
>1月10日 の「明太子の日」
- 福岡県の博多の食品会社の「ふくや」(昭和23年創業)が制定。
- 1949年(昭和24)の1月10日、研究を重ねた「明太子」を初めて販売し、それが福岡名産「からし明太子」が誕生したことに由来。
現在、高級贈答品の山口の明太子と、庶民派の博多からし明太子となっているように、上のようないきさつの二つの企業が在るから二つの記念日になっているのですが・・
ほんの1か月のあいだに二つ同じ記念日、面白いものです。
高級な辛子明太子、一度でいいから腹いっぱい食ってみたいものです。
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コメント
ええっ!
まさか辛子明太子だけでおなか一杯になりたい、ということをおっしゃったんではないですよねぇ(^_-)-☆
私としては、白い炊き立てご飯の上に厚み1センチ程度の明太子を2・3個のせて、ごはんをいただければそれで充分。
だって、あの辛さはそれだけで食べるには辛すぎます。
投稿: へこきあねさ | 2021年12月12日 20:44
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
「明太子」、実は自分は苦手の1品です。
(理由:見た目が何となく駄目だから。)
投稿: H.K | 2021年12月12日 22:26
>へこきあねさんへ
その通りです。他のを食べずに、それだけを目いっぱい食べたいです(笑)
>H.Kさんへ
そういう方は、少なくないと思います(笑)
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月13日 08:04
当地では、明太子ももちろんありますが、辛みのない「たらのこ」が主流のような気がします。
投稿: もうぞう | 2021年12月13日 17:45
>もうぞうさんへ
そうですか。こちらでは、半々ですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月13日 19:27
その鱈ははカナダから輸入するのが多いそうです。私は北九州でとれるのかと思ってました。
投稿: 吉田勝也 | 2021年12月14日 11:07
>吉田勝也さんへ
同じ海、ということで良いと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月14日 16:43
明太子も好きですけれど、しっかり実の詰まった立派な鱈子の美味しさに私は軍配を上げたいです。明太子は調味液と唐辛子で誤魔化せますもの。また、スケソウダラではなく、真鱈の子や白子の煮付けも大好きです。冬の味覚ですねぇ
投稿: 山桜 | 2021年12月14日 23:42
>山桜さんへ
本物の辛子明太子は、ものすごく手間がかかっている食材なんです。
昨今は、辛子と調味液を絡ませただけの‘辛子タラコ’が販売されるようになり、本物の値打ちが下がっているようですね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月15日 08:24