史上最悪の経済対策「ドイツのハイパーインフレ」
記憶はちょっとあいまいですが、たぶん中学生のころに習った世界史だったと思います。
教科書に↑のような写真が掲載紹介され、「ドイツ政府がとった世界最悪の経済対策」として教えられたことは今でも鮮明に覚えています。
これは、第一次世界大戦で敗戦したドイツが戦勝国から巨額の賠償請求がなされ、支払いに困った当時のドイツ政府は資金調達のため中央銀行国債を受けさせ、その結果同銀行は大量に紙幣を印刷することになります。
紙幣を大量増刷した結果起こったのが、異常なインフレです。
後に「ハイパーインフレ」と名付けられ、ドイツのインフレは最終的に物価が384億倍にまで達したのでした。
1923年の7月22日付けの『ロンドン・デイリー・メール』紙によると、サンドイッチ1個が2万4000マルクだったと報じています。
上記の写真は、台車に載せられた札束ですが、これがレストランでの食事のたった1回の支払いだったそうです。
このことで私の脳裏には「紙幣の無謀な増刷=国家経済の破綻」というのが刻み込まれました。
ところが、一昨日のこと安倍前総理が派閥の集会で・・
「国債は、日銀が買います。日銀は、国債を払う為に紙幣を印刷するだけなんです。1枚10円でです(笑)」
と、楽しそうな笑みを浮かべて言ってのけたのには・・・背筋がゾ~ッとしました。
安倍前総理は「ハイパーインフレ」を勉強しなかったのか?、
それとも、あの(日本をダメにした10人の1人)竹中平蔵元金融担当大臣の大先生の信者なのでしょうか?
アベノミクスで国債を乱発した人が、与党の大派閥の長とは恐ろしい限りです。
岸田総理には、その派閥に負けないでほしいと切に願います
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コメント
インフレの実体験は終戦の翌年たりに実体験していますが占領軍の指導があったにしろハイパーインフレほどではなかったのが幸いでした
投稿: 真島節朗 | 2021年12月14日 (火曜日) 17:54
>真島節朗さんへ
日本政府と役人がしっかりと考えていたのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2021年12月14日 (火曜日) 18:42