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2022年2月18日

北朝鮮のオール電化住宅

メディアの扱いはほとんど無いですが、北朝鮮の金正恩総書記は平壌に2025年までに5万戸を新築するなど、国民の住宅問題解消政策を始めています。

それは、都市部だけではなく地方都市にも及んでいます。

そのモデルとして、中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にある 白頭山の東南側の麓に位置する 三池淵(サムジヨン)市では、大々的な再開発工事の完了し、多くの市民が真新しい集合住宅に入居し暮らし始めているそうです。

その町並みは、近代的で別世界のようだとヨーロッパメディアが報じているように、住宅は全てオール電化というのですから驚きです。

ところが、北朝鮮と言うのは電気供給が不安定な国で停電が遁発する国家でもあり、オール電化の住宅では冷暖房も食事の支度もとどこ売ることが続発しているというのです。

三池淵市の緯度は、日本で言う北海道函館市とほぼ同じで、さらに海抜1000mに位置し冬には氷点下30度にもなる極寒の地なのです。

そんなところで、暖房もなく暮らす住民らには不満が募っているという話です。

さらに、国際封鎖でセメントが不足している北朝鮮のため、この新築の家に使った煉瓦は、ジャガイモのでん粉と練炭の灰を混ぜて作った粗悪品を使用して建設したというのです。

原発の稼働が止まり、燃料資源が無い日本でも電力は火力発電が担っている現状を考えれば、日本には北朝鮮の電力供給状態を他人事だと思っている余裕もない気がします。

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コメント

いま、日本の電源は石炭、石油、LNGがほとんど。
原子力は1%。LNGとて、世界のどこかで戦争が起き、アメリカからヨーロッパに融通してほしい、といわれたらこれまた輸入制限があるかもしれない。
自然エネルギー開発にそろそろ真剣に取り組むべき時代に来ているのではないでしょうか。ソーラーパネルをやたらと増やす、とかではなく・・・。

投稿: へこきあねさ | 2022年2月18日 21:24

>へこきあねさんへ

その開発までのつなぎ電力として、現在は小型原子炉 発電の開発が盛んのようです。

投稿: 玉ヰひろた | 2022年2月19日 07:54

地球のエネルギー源がいつまで持つのか、新しいエネルギー源の開発が急がれますよね。

投稿: 吉田勝也 | 2022年2月19日 12:07

>吉田勝也さんへ

先にも述べましたが、その開発までのつなぎの電力のほうが、先に開発が進みそうです

投稿: 玉ヰひろた | 2022年2月19日 12:39

電力は問題だらけ。
どれをとってもこれが良いってことはありません。
そのくせオール電化などと宣っております。
電気の方が効率が良いのかしらね^

投稿: もうぞう | 2022年2月20日 07:43

>もうぞうさんへ

災害を経験すれば、その大切さも解るし、頼り過ぎの危うさも実感できます

投稿: 玉ヰひろた | 2022年2月20日 09:40

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