« 消防士たちの雄姿に敬礼 | トップページ | 大正11年(1922)指定された「三春滝ザクラ」 »

2022年4月 7日 (木)

標準語ではなんというのか?わからない

私は福島弁について解説した「ふくしま県の方言辞典」というのを、ブログでアップしています。

そこでは、私が住む福島県の方言の意味・標準語の言い方と、その語源の推察などを記載しています。

これを制作しアップする際に一番困ったのが、標準語での言い表しかたや言葉に直すことでした。

いわば、「標準語訳」と言ったところでしょうか。

なんと言っても、普段は全く標準語で話していない私が、想像と辞書を頼りにアップするのですからそれは大変でした(笑)

今でも、悩んでいる方言が複数あります。

その一つが語尾に「○○」とつける福島弁の言いかたの標準語です。

例えば、「水を飲め」という言葉を福島弁にするとこうなります。

  1. そのままなら→「水、飲め」(「を」が付かない)
  2. 少し丁寧なら→「水、飲ま
    ※敬語なら「飲まさんしょ」となる。

この2番目のパターンに最も近い標準語が、同にもピッタリするものが無いのです。

この他にも使い方として「被っせ」、「着せ」、「見せ」といように、あらゆる指示動詞に使われます。

ただ時代劇で江戸っ子が話す言葉には「被んなせぇ」、「着なせぇ」、「見なせぇ」、「飲みなせぇ」というふうに同じのがあります。

使う相手は親や自分より年上から年下までと、とても範囲が広く、完全な丁寧語でもなく微妙な言葉になり、しっくりくる標準語が思いつかないのです。

方言には、こういうふうに標準語には無いものが多くありますが、そのときにうまく伝わらず誤解されることもあり口惜しいわけです。

日本の各地域の方言にもあるんでしょうね。

| |

« 消防士たちの雄姿に敬礼 | トップページ | 大正11年(1922)指定された「三春滝ザクラ」 »

コメント

方言は地方地方でさまざな違いがあります。
それを標準的な言葉にするのには無理な面があります。
方言の良さがそこにあるのではないでしょうか。
文化が方言であるわけですから無理にそれを標準化する必要性もないと思うのですが・・・。
喜界島では1集落4~5世帯の集落ですら隣の集落との間でも言葉の違いがあります。ひとつには言葉を違えることで外敵から守るという面もあったと思います。
私の個人的な考えです。

投稿: 吉田勝也 | 2022年4月 8日 (金) 14:25

>吉田勝也さんへ

薩摩藩は、外部の人間を判別するために人為的に方言を作ったという歴史がありますよね

投稿: 玉ヰひろた | 2022年4月 8日 (金) 14:39

水なら
のみなせぇや。
のまっしぇ。
のむんだぁ。

なんてところでしょうかね。

投稿: もうぞう | 2022年4月 8日 (金) 18:40

>もうぞうさんへ

「のまっしぇ」はこちらでも言う人がいます

投稿: 玉ヰひろた | 2022年4月 8日 (金) 19:29

「水、飲ませ」
優しい気持が感じられますね。
「水、召し上がりませ」
「水、お飲みなさいませ」
そのようなニュアンスなのでしょうか?

投稿: 山桜 | 2022年4月 8日 (金) 22:00

>山桜さんへ

「○○ませ」という言い方もありますね。
たぶん、それが転じた言葉だと思います。助かりました。
直ぐに、辞典に書き加えます

投稿: 玉ヰひろた | 2022年4月 9日 (土) 07:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 消防士たちの雄姿に敬礼 | トップページ | 大正11年(1922)指定された「三春滝ザクラ」 »