ポグロム
1903年のきょう4月19日、日本では明治36年ですから戊辰戦争が終わって約30年ほど経って明治政府が落ち着いてきたころでしょうか。
ロシア・キシニョフで、ロシア人によるユダヤ人虐殺や拷問・強姦といった恐ろしい迫害事件が発生し、多くのユダヤ人がアメリカへ亡命するということが起こった日だそうです。
これを「ポグロム事件」、または単に「ポグロム」と呼ぶそうです。
「ポグロム」はロシア語で「組織的・計画的な虐殺」を意味し、ナチスドイツが行ったユダヤ人虐殺の「ホロコースト」と同義語のようです。
その恐ろしい舞台になったところが、現在のウクライナの南東部、あのプーチン大統領が勝手に独立を承認したドネツクあたりなんだそうです。
つまり、ロシア軍がウクライナの国民に行っている行為こそが、現代の「ポグロム」だということです。
なんとも歴史と因果は廻るものだと思います。
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コメント
ユダヤ人迫害の歴史はナチス・ドイツだけではないんですね。
「国なき民に民なき国を」と昔習ったことがあったけど、あちこちで迫害を受けていたユダヤ民族。ロシアの強権政治は延々と続いています。「屋根の上のヴァイオリン弾き」もまた思い起こされます。
投稿: へこきあねさ | 2022年4月20日 11:07
そういう「歴史の教訓」が活かされないのもロシアの特徴と言えそうです
投稿: 真島節朗 | 2022年4月20日 11:14
そうですか勉強されておられて感心を致しております。
歴史に学べと言われますが・・・。人とは、特に権力者は、学びませんね。(笑)
この戦争で、恐らくだれも徳をする人はいないです。普通の人は、理解できるが、権力は、できないですよね。
投稿: ひで | 2022年4月20日 17:20
>へこきあねさんへ
「屋根の上のヴァイオリン弾き」は、福島県出身の西田敏行さんがやっていますね。
>真島節朗さんへ
権力を持つと、誰しもが同じ行動するとも言えます
>ひでさんへ
なんだか、長引くほどアメリカ経済が潤うとか?
投稿: 玉ヰひろた | 2022年4月20日 17:27