日本は後進国なのか?・太陽光発電・EV車
IEA=国際エネルギー機関が今月公表した報告書によると、2021年に販売されたEV車(電気自動車)とPHEV車(ハイブリットEV車)の台数の合計はおよそ660万台で、
国別では>
- 中国=333万台(前年比2.9倍)、
- アメリカ=63万台(〃2.1倍)、
- ドイツ=68万台(〃1.7倍)、
- イギリス=31万台(〃1.8倍)
- フランス=30万台(〃1.7倍)
※日本=4万4千台(前年比1.5倍)
見ての通り、世界の約50%を中国が占めていることが判ります。
その台数は、日本の約75倍もの台数が中国では走っていることになります。
同じく、世界で販売されたは、アメリカのテスラ社が販売台数世界1位、次いで中国のメーカが猛追して追い越す勢いだそうです。
日本のメーカーでは日産とトヨタがかろうじて20位以内の下位のほうに入っています。
こうなると、ますます需要が増える電力ということになり、脱炭素で再生可能エネルギーとして激増している太陽光発電の重要性が高まるばかりです。
ところが、以前も記しましたがメガソーラー建設による土砂崩れなどの自然破壊が問題になっていることも事実です。
その太陽光発電に、新たな環境汚染と破壊が問題になっていることが判明しました。
それは、破損や経年劣化で使えなくなった太陽光パネルの処理問題です。
その使えなくなる太陽光パネルは個人宅用も含め年間6千~7千トンにもなり、すでに処理能力を超えているため現在ではほとんどが‘埋め立て廃棄処理’になっているというのです。
このままでいけば、2030年、つまりあと10年にも満たないうちに廃棄される太陽光パネルは80万トンにも達する環境省の試算が出ているらしいのです。
そこで国は、太陽光パネルのリサイクル・再資源化を企業に義務づけることが検討に入ったそうですが遅い気がします。
経年劣化など、こういうのは最初から分かっていたはずで、メガソーラーの建設規制緩和した時点で検討に入るべきことでしょう。
デジタル化といい、原発問題といい日本はこういうのは遅れている国家だとつくづく思います。
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