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2022年6月 7日 (火曜日)

予約殺到の「さんぽセル」

現在、小学生の間で「ランドセル症候群」と呼ばれる健康被害が社会問題化していることを知っているでしょうか?わたしは知りませんでした。

これは重い教科書を入れてランドセルをしょって登校することによって、肩などに負担がかかって引き起こす障害の総称を指します。

この問題に対し2018年9月、文部科学省は全国の教育委員会などに対して↓通知が発せられました

児童生徒の携行品の重さや量について改めて御検討の上、必要に応じ適切な配慮を講じるように

学校や企業などでは、“デジタル教科書”の導入、ランドセルの軽量化などの負担が減るような努力は続いているのだが解決していなかったそうです。

そして、株式会社「悟空のきもちTHE LABO」から「重すぎるランドセル問題」を解決してくれるアイテム「さんぽセル」というアイテムが登場したのだそうです。

構造は簡単で、
伸び縮みできる2本の棒の先にはキャスターが付いており、既存のランドセルの両側面に装着して本体を伸ばすと、ランドセルがキャスター付きのスーツケースのような形に早変わりするものです。

「さんぽセル」全サイズのランドセルに対応し、本体の重さは230g、価格は3960円(税込)だそうです。

販売開始から5日ほどで約1000件ほどの反響・予約が殺到し、現在では製造が間に合わず予約待ちが発生している人気商品だそうです。

使用している子供たちも、楽になった、全然違うと大好評だそうです。

ところが、これに対しSNS上では全国の大人たちなどから

  • 発案者は子供の気持ちがわからない
  • 引きずって歩くから体に悪い
  • 足腰が弱くなる

などの、指摘や苦情が急増したというのです。

さて、これを発案したのは・・同じサッカークラブ仲間の4人の小学生なのです。

発案者の子どもたちは、このSNSに堂々と対抗し言い返しているというから面白いです。

今回、小学生たちのランドセルの重さ問題を解決してくれるアイテム開発に乗り出したりゆうが面白いのです。

親に「ゲームが欲しい!」と言ったら、「自分たちで稼いでみたら?」と言われたことからなのだそうです。

共同開発したTHE LABOのメンバーも大学生で若く、中心メンバーの沖縄の大学生 太田旭くん(20)が廃校(栃木県日光市)で考案していた子どもたちに会いに行ったことに始まったようです。

子どもが考案した製品に対し、「子供の気持ちがわからない」とは誰が言ったのかわかりませんが、発案者を知ってとんだ赤っ恥だったことでしょう。

今年、白骨が見つかってニュースになりましたが、専門家たちがこぞって「こんな急斜面を幼い子は登れない」と言いうのを聞き、私は思いました。

わたしが同じくらいの年代(4~5歳)のころ、45度以上の急斜面など登って遊んでいました。

子どもは四つん這いで歩くことは得意なので、大人よりすばやく登れるくらいです。

子どもを舐めちゃいけません。

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コメント

児童がランドセルを背負って歩く姿はかわいいものです。見慣れた景色からスーツケースのように引きずるのは、例えば、バス、電車での乗り降り、信号地の段差を考えるとリスク対応がうまくできるのだろうか、とまず心配します。
別の問題として、学校の個人ロッカーなどの狭さによって持ち帰らなくともよい教科書などを置いておける場所がない、
そんな点にも課題はありそうです。

投稿: へこきあねさ | 2022年6月 7日 (火曜日) 17:14

>へこきあねさんへ

そいうご心配にも、開発者である小学生は反論しているそうですよ。

投稿: 玉ヰひろた | 2022年6月 7日 (火曜日) 17:21

発想がいいですよね。さすが柔らかい!

投稿: 吉田勝也 | 2022年6月 8日 (水曜日) 15:02

>吉田勝也さんへ

出来てみれば簡単なんですが、固定観念の塊の大人には難しい発想ですね

投稿: 玉ヰひろた | 2022年6月 8日 (水曜日) 17:18

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