「みどりの食料システム法」っちゃなんだべ?
タイトルの「みどりの食料システム法」という法律(5月2日公布)が、今月の7月1日(金)に施行されたことを農業専門の新聞で知りました。
ところが、そのようなことが検討されていたことも、内容そのものも全く知らなかったので「なんだべ?」でした。
これは、農水省が2050年までに温室効果ガス排出ゼロ化を目指し↓
- 化学農薬使用量の50%低減
- 化学肥料使用量の30%低減
- 有機農業耕地割合を全面積の25%に拡大
の指針に基づき、輸入依存の脱却と環境負荷の少ない食料の安定生産を目指す農業者や団体に対し手助けをするという法律です。
ただし、その補助を受けるには事細かい生産計画などを制作し、都道府県の認定を受けなければならないのです。(一部は市町村体で認可が可能)
ところが、その認定基準の詳細は国からは示されず都道府県に任せるという、いわば地方自治体に丸投げ状態です。
ですから自治体も農業者も、どうしていいのか未だに不明であり、実際に法律が動き出すのはまだまだ先のように感じます。
故人には申し訳ないことですが、こういう‘看板だけ’の政策が第二次安倍政権から急増した気がするのは偶然でしょうか。
さらに困るのは、それを「地方分権だ」と国が胸を張ることです。
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コメント
国の補助や助成はそれを受けるのには手続きが大変ですよね。
悪用する人も後を絶たないのでますます手続きがややこしくなります。商業の場合でも同じです。
投稿: 吉田勝也 | 2022年7月15日 (金曜日) 14:02
>吉田勝也さんへ
困った悪循環です
投稿: 玉ヰひろた | 2022年7月15日 (金曜日) 16:03
昔からある「ザル法」並?
いやそれよりもひどいような気がしますね。
作ってみただけみたいな?
投稿: もうぞう | 2022年7月15日 (金曜日) 18:45
>もうぞうさんへ
目的と指針は良いのですが、中身が伴っていないでは役に立つのでしょうかね
投稿: 玉ヰひろた | 2022年7月15日 (金曜日) 20:14