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2022年10月17日 (月)

「ありがとう」という‘短縮語’

昨今のテレビなどを視ていると、「目からうろこ」という言葉がよく使われ耳に入ってきます。

これは、キリスト教の「新約聖書」の一節から出た言葉のようで、その意味は知っています。

ただ、私の頭にあるこの言葉の使い方とフレーズは「目からウロコが落ちる思い・・」であり、どうしても私には中途半端で違和感を持ってしまうのです。

でもこの言い方が、これからは市民権を得て当たり前になっていくんでしょうね。

以前にも何度か取り上げましたが、日本語にはこういう文頭だけを拾った言い方が普通になったことば沢山あります。

その中でも、最も使われる有名な言葉が「ありがとう」、「ありがたい」という感謝・お礼のことばでしょう。

「ありがとう」、「ありがたい」を漢字にすると「有難う」「有難い」になり、そこには感謝の意味は存在していません

なぜそれが感謝の意味になるかというと、時代劇ファンのかたならよく解ると思いますが、ありがとうには省かれてしまった言葉が有るのです。

時代劇で、武士が殿様や上役の武士にお褒めの言葉、品をもらったときに言う感謝の言葉があります。

  • 有難きしあわせ
  • 有難き幸せでござります(存じます)

このように「幸せ」という、幸福感・嬉しさを表現する言葉が省略され、初めの「有難き」になっていることばなのです。

今でいったら「有難き」は「信じられない」と同義語ですから、「信じられない。ありがとう」と言った場合は、同じ言葉を繰り返していることになります。

そうはいっても、すでに「ありがとう」は独立した言葉として市民権を得てしまいましたので、これに対し違和感を持つ人は皆無でしょう。

日本語の感謝の伝え方は、直接の感謝の言葉ではなく「うれしさを伝える」という手法になっているのは日本文化・言葉の特徴の一つかもしれません。

言葉の変化というのは速くついていくのも大変ですが、そんなに無理してついていかなくても生きていけますよね(笑)

世界で最も難しい言語はギリシャ語だそうですが、日本語も負けず劣らずだと思います

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コメント

昨今の若者言葉はとんと理解不能。
それはいいとしても 国会答弁などにでてくるやたら英語を振り回す人。自分がこんな難しい英語を知っているんだ、といわんばかりに繰り返す。
そんな英語で庶民をごまかす政治家にはやはり対抗して言葉の意味をつかんでいかないと ばかをみることになりかねません。

投稿: へこきあねさ | 2022年10月17日 (月) 20:48

>へこきあねさんへ

そういう国会議員は、ちゃんとした日本語を知らないから近い意味の英語を使うのだと思っています

投稿: 玉ヰひろた | 2022年10月18日 (火) 07:54

言葉って難しいですね。今日の朝のある番組で「言葉のいいかえ」が話題になっていました。言い方一つで伝わり方も変わってくるのだそうです。

投稿: 吉田勝也 | 2022年10月18日 (火) 11:22

>吉田勝也さんへ

同じ言い方や言葉でも、人によって千差万別の受け取り方が生じますし難しいですね

投稿: 玉ヰひろた | 2022年10月18日 (火) 17:14

こんにちは。
こんにちわ。
と似たようなものかな?

投稿: もうぞう | 2022年10月19日 (水) 19:01

>もうぞうさんへ

全く同じものですね

投稿: 玉ヰひろた | 2022年10月19日 (水) 19:29

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