「OMOTENASHI(オモテナシ)」が通信不能
日本時間の16日(水)に、日本初の月面着陸を目指す探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」がアメリカのロケットで打ち上げられたのですが、ロケットから分離後地上で通信できない状況になっているようです。
JAXAによれば、「OMOTENASHI」は機体の姿勢制御が安定せず、自動で太陽の方角を向き充電する仕組みも動作せず回転が止まらない状態らしく、地上と通信できない状況になっているということです。
「OMOTENASHI」から送られる電波の受信基地となっている和歌山大学の研究者たちによれば、高さ12メートルの通信用のアンテナの向きを何度も変えて電波の受信を試みたりしたが、「OMOTENASHI」の電波は確認できないらしいです。
和歌山大学の秋山演亮教授や、JAXA宇宙科学研究所の吉光徹雄教授からは、
「別の探査機の電波が受信できているので、和歌山大学はいつでも通信できる状況だ。JAXAと連携しながらOMOTENASHIの回復を待ちたい」
「姿勢や通信の確立を試みているところだ。太陽の光をあてて給電できれば探査機自体は正常化すると思うので、和歌山でデータが受信できるよう、できることを行っていく」
というコメントが出された模様です。
不謹慎でしょうが、不穏な世界情勢の中でこういうトラブル報道は、なんだかホッとする気がしてしまいます。
| 固定リンク | 0
コメント
OMOTENASHI というとあのオリンピック招請時の小泉進次郎婦人でしたか? あの人が掲げた「omotenasi」をイメージして、あまり気分はよくありませんでした。
しかし、不具合があっても太陽光をあてて、給電。そして正常化を試みる、なんてすごい技術。
日本の宇宙技術のレベルの高さに敬服します。
投稿: へこきあねさ | 2022年11月19日 13:42
>へこきあねさんへ
日本の宇宙開発技術のレベルは高いですね。
投稿: 玉ヰひろた | 2022年11月19日 16:49