チン・チャン・チョン
ドイツでは、ワールドカップの日本対スペインのゲームで決勝点となったゴールについていまだに議論が続いているようです。
あの決勝点で、ドイツが維持リーグ敗退となったのですから、立場が逆なら日本でも同じようなことになっていた可能性は高いです。
ドイツの大手ニュースチャンネル『WELT』で、そのことを議論にするWEB動画の中で出演した元プロサッカー選手ジミー・ハルトウィグ氏が、日本人に対していきなりおじぎをするポーズをしながら「チン・チャン・チョン(Ching Chang chong)」と発言したのだそうです。
「チン・チャン・チョン」とは、言葉自体に意味はないのですが、アジア人(特に東洋人)を侮蔑するときに使う言葉なんだそうです。
これを視聴した在独日本人から猛反発があり、動画は削除されたそうですがネット上に広がっているようです。
この影響で、ドイツに住む日本人の子供が学校で同じ言葉を浴びせられることに発展しているらしいのです。
「チン・チャン・チョン」は、たぶん中国人や韓国人に多い名前から来たのだろうと思いますが、ヨーロッパではよく知られている言葉だそうです。
このほかにも日本人に対する「ライスアプライルング(Reisabteilung)」という侮蔑言葉もあり、意味は“米ばかり食べる人種”といったような侮辱言葉のようです。
そういえば、日本人に対し古代では中国が「倭人」という蔑称で呼んだり、戦時中はアメリカが「ジャップ」と言っていました。
逆に日本人は欧米人などに対し「南蛮人」(南国の人、または南海経由で来る野蛮人)という蔑称使ったりしていました
どこの国にも、他国の人種を罵る言葉があるものなんですね。
それが何かのきっかけで出てくるということは、一生消えることはないということなのかもしれません。
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コメント
感情にまかせて侮蔑言葉をスポーツの世界なのに、発する人間は最低ですね。
とはいえ、日本人も昔は中国を「チョングオ」と発音できないから「チャンコロ」といったり、アメリカを「メリケン」といったり。
最近では、ちょっと違うけど杉田議員がアイヌの婦人たちを「コスプレおばさん」といったり。
人格を疑います。
投稿: へこきあねさ | 2022年12月10日 (土曜日) 20:20
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
この様な話、初めて聞きました。
投稿: H.K | 2022年12月10日 (土曜日) 23:46
>へこきあねさんへ
おっしゃる通りですね。
ただ「メリケン」に関しては侮辱言葉ではなく、当時の日本人が「アメリカ」の発音がそう聞こえたからにすぎませんので誤解なく。
>H.Kさんへ
スポーツに興味がおありと思いましたが、ここまでは知られていなかったようですね
投稿: 玉ヰひろた | 2022年12月11日 (日曜日) 08:06
三味線の「ちんとんしゃん」を思い浮かべましたが、
ドイツ人はそんなこと知らないでしょうね。
投稿: 山桜 | 2022年12月11日 (日曜日) 12:26
>山桜さんへ
以外に、知っているかもしれませんよ
投稿: 玉ヰひろた | 2022年12月11日 (日曜日) 14:08