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2023年2月21日

ガーシー参議、そして鈴木宗男参議

昨年7月の初当選から1度も国会に登院せず、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに滞在中の「NHK党」のガーシーこと東谷義和参院議員(比例代表)の話題が、テレビなどではウクライナ情勢報道の隙間に時々出てきますね。

登院に応じない態度に対し、参院の懲罰委員会は本日「議場での陳謝」とする処分を全会一致で採択したことが、同委員会の鈴木宗男委員長によって発表されました。(正式決定は22日の本会議)

ウクライナのゼレンスキー大統領を批判する鈴木宗男氏によって、懲罰が発表されるのは何とも皮肉めいた気がします。

国会議員の懲罰には重い順に「除名」➡「登院停止」➡「議場での陳謝」➡「戒告」があるそうで、今回のは下から2番目の軽いものになったようです。

ちなみに、今まで参議院で最も重い懲罰が出されたのは、2013年(平成25)国会に許可無く北朝鮮を訪問した故アントニオ猪木氏で、「30日間の登院停止」となったことだそうです。

ただ、この方の数少ない選挙公約の一つに「国会もリモートにするべきだ」というのがあり帰国したとしても登院することは無いでしょう。

代理出席した同じNHK党の浜田聡政調会長も、国会内で報道陣から「ガーシー氏が陳謝に応じる可能性はあるのか?」と問われ「ない」と明言したことはそれを如実に表している気がします。

ガーシー参議はそれでも莫大な議員給与は受け取っているわけで、国民からは反感が強まるばかりでしょうし、再度懲罰委員会が開かれ「除名」になる可能性が高まったようです。

それでも当選したことこと、それこそが現行の選挙制度が欠陥である証でしょう。

 

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コメント

国会も何もかも日本の規則&罰則は、性善説から考えられていると思います。

全員が善人な訳ないんだし、考えられる事態に対処する罰則は備えておくべき。
今からでも遅くないんだから、新しい罰則を作る作業を迅速に行うべしですよ。

投稿: JACKS | 2023年2月21日 20:28

政治家は、政治活動をしてどうかで、国会はその重要なファクターかと思います。ドバイからの声で、変えられるのは、帰国をして、リモートできる法律を制定に尽力してほしものです。
この方を選んだ、国民をバカにしている。もともと比例なんて、国民の声を代表していない。選挙制度がオカシイかも知れない。

投稿: ひで | 2023年2月21日 20:42

>JACKSさんへ

これを機に、新たな規則作成協議まで行ってもらいたいものです


>ひでさんへ

国会への登院は、最低限の仕事ですよね

投稿: 玉ヰひろた | 2023年2月22日 08:20

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