トルコ大地震への報道と論評に疑念
トルコで発生した大地震の死者数は、東日本大震災犠牲者数の約22,000人(関連死・行方不明者を含)の2倍を超える可能性が出てきました。
トルコのその死者の報道で必ず言われるのは、専門家という輩の「トルコの建物は云々・・」という、地震に対する建物の構造の欠陥や脆弱さを指摘するコメントです。
それはまるで「日本の建物は、トルコと比較すると地震に強い」と言わんばかりの話ぶりにしか聞こえません。
これは海外で地震が発生した時に、毎回共通する見方・言い方の報道です。
忘れたのでしょうか?
阪神淡路大震災、その後に発生した新潟地震、東日本大震災、長野地震、熊本大地震等々で、目の当たりにした地震に対する日本の構造物の脆弱さの現実です。
東日本大震災後には、耐震補強された新幹線などのコンクリート支柱が壊れました。
大地震は、どんなに補強したとしても、人間の作り物などいとも簡単に破壊してしまうことをマスメディアはちゃんと報道すべきです。
日本の建造物だって地震に強くないことをこの目で見た私には、今回の耐震に関する報道は疑問でしかないです。
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コメント
過信はダメですね。
ロス大地震の時、日本だったらこんな被害は大きくならないって、言われました。
そして約1年後、阪神大震災で、ロスに負けない大被害が出たと記憶しています。
投稿: もうぞう | 2023年2月14日 (火曜日) 18:42
>もうぞうさんへ
その通りです。のどもとすぎれば・・とか、対岸の火事・・とかの論評報道は傲慢でしかないです
投稿: 玉ヰひろた | 2023年2月14日 (火曜日) 20:14