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2023年2月16日

中国の電気自動車・・・は

昨年の秋ごろ、福島県郡山市に東北初の中国のEV大手「比亜迪(BYD)」のディーラー(直営販売店)がオープンしました。

地元紙でもこれは大きく取り上げ、県内では「ついに中国の自動車が販売されるのか!安全性などは大丈夫なのか?」と話題になりました。

これについて同社の日本法人の劉学亮社長が共同通信社の取材で、BYDの電気自動車の性能と安全性の確かさについて語った記事を読みました。

BYDの「ATTO3(アットスリー)」の信頼性の理由

  • 航続距離=485キロ
  • 車両単価=440万円
  • クルマはすべて中国製だが、金型は日本有数の金型メーカーだった「オギハラ」(群馬県館林市)でつくられている
    ※「オギハラ」はリーマン・ショックなどで業績悪化し、2010年にBYDに買収された
  • 館林市には日本のモノづくりの魂があり、それを学びに中国からも多くの社員が来日して学んでいる。

世界最大のEVメーカーのアメリカの「テスラ」は、ディーラーを使わず、すべてインターネット経由で販売する手法で業績を伸ばしています。

それに対し中国のBYDは、あえてディーラー販売にこだわり、対面を通じてBYDの安全性と快適性、そしてライフスタイルを日本人に理解してもらうことにこだわったそうです。

BYD社のディーラーは、すでに30店以上が開業もしくは準備を進めていて、計画としては全国に100店のディーラー網を構える予定のようです。

販売車種も、現在のSUVと呼ばれるATTO3の1車種のみから、コンパクトカーの「DOLPHIN(ドルフィン)」、ハイエンドモデルのセダン「SEAL(シール)」を順次販売するようです。

BYD社は、2020年に日野自動車と商用EV車の開発協力を締結しており、これから日本国内では単価が安く性能が良い中国自動車が目に付くようになるかもしれません。

昨日のBS報道番組で、宇宙開発部門などではすでにアメリカを抜いて、中国は世界一進んだ国家になったことがわかり驚きました。

アメリカ政府が、中国を過剰に敵視するのは軍拡(核弾頭3倍計画)ではなく、中国が技術・経済面で大国(先進)になったことを認めたからかもしれません。

日本の政府は、今まで通りにアメリカにおんぶにだっこでいいのでしょうか?

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コメント

中国は、裕福な国になりましたですね。最も貧富の差もビックリですが・・。それでも富裕層と言われる方々は、ビッグです。20年前と雲泥の差です。人口の1割から2割らしいですが・・。
1億の人が動くと凄いですね。国力がついてきたことは、確実です。

投稿: ひで | 2023年2月16日 16:49

わたしも似たようなことを考えます。。
しかしなんで世界が仲良く出来ないのか?
不思議ですよ。

投稿: もうぞう | 2023年2月16日 18:51

>ひでさんへ

富裕層の割合と貧富の差は、日本も似たような感じですが、日本の場合は中間層が中国より少し多いのかもしれません


>もうぞうさんへ

宗教的なものや民族間の歴史は別として、ほとんどがその国の政治経済のトップに立つ僅かな人間の利害争いなんだと思います

投稿: 玉ヰひろた | 2023年2月17日 09:47

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