また一つ県内の高校が閉校
わが村に隣接する福島県二本松市に在る、県立二本松工業高と県立安達東高校が統合し来月の4月からは「二本松実業高校」として開校することになります。
これに伴い二本松工高は3月16日に校内で閉校式を行い、1962年(昭和37)に開校の60年の伝統を新たな時代につないだことが報道されました。
閉校式には、福島県を代表し「カエル詩人」として有名な詩人「草野心平さん」が作詞した「日輪は天にかがやき」で始まる思い出深い校歌が最後に流れたようです。
もう一方の安達東高は3月20日(月)に閉校式を行うようです。
少子化が高校の現象に大きな影響を及ぼしていることもそうですが、農家の後継者を育てる「農業科」が存在する高校の一つであった安達東高校の閉校統合が相次ぐことは、農業の後継者問題を抱える日本の現状も反映していると感じてしまいました。
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コメント
農業高校は、当県でも統合されてしまいました。統合されてもそのままのカリキュラムが残り、生徒も集まりがあれば、いいのですが・・・。
少子化、農業従事者が少なくなっている背景があります。私も兼業農家で育ちましたが・・。今は、生活もできない農家が大半です。この要因は、何でしょうね。
投稿: ひで | 2023年3月18日 11:50
農業高校も工業高校も商業高校も,どんどん減っているのは,全国的な動きです。そして,普通高校も進学率が高くない学校も閉校です。大学進学率や難関大学への進学者数,学力テストの成績等で,生徒の質を測り覚え目出度くない学校は,切り捨てられています。これは,4年前まで39年住んだ山形県も同様の事態です。
大きな市街地から離れた学校がほとんどですが,地域の人口が減少しているので,生徒数と教員数の維持が困難になるという理屈がありますが,そういう地域の子供はどうやって市街地に通学するのか,地元の声,要望に応えて対応したという話を聞いたことがありません。
そして,教育委員会ではそういう教育政策を考え実行する人だけが偉くなっていきます。県下で有数の進学校の校長になっていき,その中でも大鉈を振るえる人が教育長になる。そういう公式になっている。
前首相が言った「自助共助公助」などと言ったことで大手を振るようになりましたが,「自己責任で何とかしろ」ということなのでしょう。切り捨てるのは簡単ですが,復活させるのはとても難しい。負のスパイラルに陥っていきます。そして,その地域の基幹産業が衰退する。農林水産業が一番,標的にされている。
外国から言われるままに兵器や農産物を買ったり,外国へ支援金をホイホイと約束する。そういう国ですから,地方自治体なんて言っても,国に追従する。
国民や住民と話をして,生活の様子を見て,政治に生かす政治家は,いないのでしょうか。
投稿: ケンヂ | 2023年3月18日 14:44
>ひでさんへ
いろいろ要因を知っていますが、一番の原因は「農家は手間がかかる割に実入りが無い・儲からない」というのに行き着く気がします。
>ケンヂさんへ
ふるさと納税は、税収の少ない自治体にとってとても助かるものでしたが、高市総務大臣のときに返礼制限という愛し枷を断行したように、政府はやはり議員の多い大都市圏の国会議員の意見を大切にするからだと、田舎に住む私には見えます
投稿: 玉ヰひろた | 2023年3月18日 18:37