河川カメラにサイバー攻撃?
昨年も、何度も大雨に見舞われた日本列島ですが、私はそのたびに河川状況確認に利用するのが国土交通省の専用ウェブサイト「川の水位情報」です。
リアルタイムで、全国の川の水位や周辺の状況がライブカメラによって確認できる便利なサイトです。
ところがこのサイトのうち、国土交通省近畿地方整備局が管轄の、西日本の2府6県で設置した河川の監視カメラ約800台のうち261台について、不正アクセスの被害を受けた可能性が高いとして、今年の1月中旬から運用を休止していることがわかりました。
再開時期は未定らしいですが、運用を休止した261台は2020年4月に導入した「簡易型」ものだそうで、ネット回線の事業者から1月中旬に
「約200台で数日間のネット通信量が異常な数値になっている」
との連絡があり調べたところ、海外のサーバーを経由して不正アクセスされた形跡が残っていたことで判明したそうです。
詳細は不明ですが、カメラに対して何らかの遠隔操作をされた可能性があるがということで、国交省近畿地方整備局は「警察に被害届を出すかどうかは検討中」としているとのことです。
このことを機に、国交省は全国にある簡易型カメラ計約5,000台についても不正アクセスの有無を調べているようです。
全国の街路に設置された防犯カメラや個人用のパソコンカメラも、簡単に乗っ取られその映像が世界中に配信されていることは、テレビでやっていましたのでわたしでも知っていました。
ですから国の省庁は対策を講じていた結果が、今回の発見になったのかもしれません。
ただ、これが「サイバー攻撃。サイバーテロ」のひとつだとしても、国会の防衛相では「自衛の対象」という判断に至っていおらず「協議・検討中」ということになっています。
それで、いいのでしょうか?
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コメント
「サイバー攻撃」は怖いですね。
投稿: 吉田勝也 | 2023年3月 4日 15:58
>吉田勝也さんへ
もしも、サイバー攻撃で停止している原発が制御不能になったらと思うとゾッとします
投稿: 玉ヰひろた | 2023年3月 4日 17:22