復興なんて進んでいない
2011年3月大地震で東電福島第一原発が事故を起こし、避難指示になった浪江町が3月に解除になったのに続き、本日4月1日は富岡町が解除になりました。
ただし解除されたのは、富岡町の復興拠点である夜の森・大菅地区を中心とする約390ヘクタールだけで全てではありません。
ここには、東日本大震災前は住宅地や商業施設があり、1697世帯3886人が住んでいましたが、復興拠点内の住民登録者数は1日現在で1143世帯2580人となっています。
町は温浴宿泊施設「リフレ富岡」跡地に健康増進施設を整備するなど生活環境を整え、5年後の居住人口を約1600人とする目標を掲げているそうです。
富岡町は、震災後にわが村に仮設の町役場が設置され、広報などが共有された時期が数年在り身近に感じる街でもあり、復興が解除されたことはうれしい気分になりました。
ただ、戻ることを決めているある富岡町民がテレビのインタビューで答えた言葉が頭に残りました。
「復興が進んだと報道されたりしていますが、私から見れば復興なんて全く進んでいません」
先祖代々から住み暮らしてきた地元民が、復興したと感じるのはいつになるのでしょうか?
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
こんな事を言うのも恐縮ですが、「復興」と言う本当の日が来るまで、未だ未だ色んな課題や不安が有りそうな気がしますね。
投稿: H.K | 2023年4月 1日 23:12
>H.Kさんへ
おっしゃる通りです
投稿: 玉ヰひろた | 2023年4月 2日 08:54