医師不足の福島県
厚生労働省は28日、地域ごとの医師の過不足などを数値化した「医師偏在指標」というのを公表しました。
わが福島県は、全国平均255.6を大きく下回る197.0という指標で、最下位から数えて6番目の低さの全国42位ということになりました。
県内地域別の指標では、
- 県北地域が266.1で、全国平均より上
- 県中地域が188.3で、全国地方に届かず
- 原発事故に遭った相双地域は155.5で、平均に届かず
- 津波被害に遭ったいわき市は159.2で、平均に届かず
- 県南地域は162.7で、平均に届かず
- 会津・南会津は168.9で、平均に届かず
つまり、県庁がある福島市周辺以外は、全国平均に届かないという大きな偏りがあることが判明しました。
もっと言えば、大病院には医師がたくさんいるのですが、開業医や小規模の病院が少ないということも一因でしょうか。
さらに言えば福島県は交通の便が良く、大病院がある仙台市や東京にもそれほど時間がかからず行けてしまうということも増えない理由があるのかもしれません。
わが村は無医村ですが、車で5分ほど走れば救急病院や開業医のある隣接市にいけてしまうので不自由は感じません。
厚労省の調査というのは、そういう地域性の条件も入れているのでしょうかね?
| 固定リンク | 0
コメント
当県も医師不足は深刻です。
近くの200床ほどの病院では、歯科や皮膚科・眼科はあるのに、整形外科や泌尿器・腎臓内科などの医師が不足しています。
また県の西部糸魚川市では、産科の施設がなくなって、上越市や富山県に頼らざるをえなくなっています。
これじゃ、安心して子どもも生めません。
投稿: もうぞう | 2023年5月 1日 08:51
>もうぞうさんへ
全国的に、リスクが多い小児科や産婦人科の医師はなりてそのものが少ないようですね
投稿: 玉ヰひろた | 2023年5月 1日 10:57