令和5年の「春の土用」も終盤
きょうは、夏も近づく八十八夜にあたり、あと三日で「春の土用」が終わり立夏となります。
このブログでも何度かアップしていますが、土用=土旺用事(どおうようじ)は立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間(19日の場合もあり)、年に4回ありります。
そして、夏の土用の「うなぎ」のようにそれぞれに食べる日(十二支)と食べる物が存在しています。
<夏の土用>・・8月の立秋の前まで
- 丑の日(うしのひ)
- 「う」が付くもの
うなぎ、牛、梅干し、馬、など
「瓜の仲間」(きゅうり、スイカ、ゴーヤなど) - 黒い食べ物
コーヒー、黒豆など - 古来は「土用餅(どようもち)」「土用蜆(どようしじみ)」
「土用卵(どようたまご)」などが在った
<冬の土用>・・2月の立春の前まで
- 未の日(ひつじのひ)
- 「ひ」のつく食べもの
ヒラメ、ひじきなど - 赤いもの
トマト、唐辛子など
<春の土用>・・5月立夏の前まで
- 戌の日(いぬのひ)
- 「い」のつく食べもの
いんげん、イワシ、イカ、いくらなど - 白いもの
牛乳、かぶ、ご飯、うどんなど。
<秋の土用>・・11月の立冬の前まで
- 辰の日(たつのひ)
- 「た」のつく食べもの
大根、鯛、太刀魚、玉ねぎ、たこ、玉子など - 青いもの
ブルーベリーなど
上記のことを踏まえると、夏もウナギにこだわらなくて済むのがようくわかります。
このブログ記事、どこかの団体か業者や個人が視て新たな「土用の○○」などを発売したら笑っちゃいます。
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コメント
へええ、土用って夏の土用だけでなく、それぞれの季節にあるのですか。しらなかったぁ( *´艸`)
これらの食品を見ていると、結局は季節の物をバランスよく摂りなさいよ、てな古人の教えのような気がします。
投稿: へこきあねさ | 2023年5月 3日 (水曜日) 09:58
>へこきあねさんへ
これに限らず、同じく年に4回ある節句(土用の最終日)に食べるおせち料理も理にかなっています。
投稿: 玉ヰひろた | 2023年5月 3日 (水曜日) 10:09
土用って各季節にあるのは知っていましたが、細かい事はこの内容で初めてしりました。
夏だけが大々的に取り上げられますから、殆どの人は季節ごとにあることを知らないですよね。
投稿: JACKS | 2023年5月 3日 (水曜日) 11:19
>JACKSさんへ
知らないでしょうね。
投稿: 玉ヰひろた | 2023年5月 3日 (水曜日) 17:22