遺骨捜索のため沖縄から福島に通う男性
沖縄戦で亡くなった方々の慰霊祭が報道されましたが、その遺骨は今でもボランティアの方々によって探し収集されています。
その遺骨収集を行っている中で、那覇市に住む具志堅隆松さん(69)は東日本大震災の津波犠牲者の遺骨を捜すため、わざわざ沖縄県から福島県の大熊町に通っているという記事が地元紙に紹介されました。
具志堅さんが大熊町に通うようになった切っ掛けは、震災の津波で犠牲になった大熊町の木村汐凪(ゆうな)さん=当時(7)の遺骨捜索を、1人で行っている父の木村紀夫さん(58)=いわき市に避難=との出会いだったそうです。
知人を介し、木村さんが震災直後から汐凪さんの遺骨を捜索していることを知り、「たった一人で捜すとは...」原子力と地上戦という国策に翻弄(ほんろう)された福島、沖縄の境遇に共通点を感じ、心が揺さぶられたというのです。
汐凪さんは震災から12年が過ぎた今も遺体の8割が見つかっていないし、現場で見つかる骨は最小で数ミリほどで、ふるいを使っても見つけるのは至難の業だそうです。
しかし、具志堅さんは「捜し続けることが慰霊になる」と手を休めるつもりはないそうです。
福島県も行方不明者の捜索を続けていますが、どれくらいの方々が個人で探しているのでしょうか?
「探し続けるのが慰霊になる」
この具志堅さんの言葉、心に残りました
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
「沖縄県から「福島県」まで通うなんて、凄いと言う言葉に尽きますね。
(こんな事を言うのも恐縮ですが。)
投稿: H.K | 2023年6月24日 23:36
>H.Kさんへ
同感です
投稿: 玉ヰひろた | 2023年6月25日 08:04
>遺体の8割が見つかっていない・・
これは親御さんにとっては悲し過ぎる、もっと手がかりが欲しいですね。
親ならば当たり前の感情です、それが分かり過ぎるほどからの行動ですね。
投稿: JACKS | 2023年6月25日 12:18
>JACKSさんへ
おっしゃる通りだと思います
投稿: 玉ヰひろた | 2023年6月25日 16:03
慰霊のために通っているとは、なかなかできないことですね。
投稿: ひで | 2023年6月26日 11:04
>ひでさんへ
それだけ、沖縄の人にとって被害者の心が解るのでしょうね
投稿: 玉ヰひろた | 2023年6月26日 13:56