フリージャーナリスト柳沢秀夫
今日の朝刊の第一面の「考」の欄には、元NHKで現在はフリージャーナリストしてテレビでも活躍する「柳沢秀夫氏」の「処理水放出」についての記事が載っていました。
柳沢氏は、福島県の会津若松市の出身なので県内での知名度も高く、その論説を興味深く読みました。
かなり長い文章なので、私なりに要約すると
- 政府は損害補償=金を出せば済むという考えが見え、信用を失墜させたこと
- 未だに反対の声が強く、風評被害への不安が強いのに政府からは丁寧な説明が無いこと
- 第一原発の処理水の海洋放出は、結果ありきで政府は動いていること
- IAEAの承認は、錦の御旗手はない
- マスメディアも「放出止むなし」の報道ばかりなので、もう一度たちどまって再考すべきだ
そして最後に「この問題に対して、福島県民はしたたかさを持つべきである」というような言葉で締めくくっていました
穏やかな口調ながら、疑問な点は鋭く追及する柳沢氏の様子が文章からもうかがえ、福島出身である思いが強く感じられる文章に、読み言ってしまいました。
まさしく、その通りなのです。
福島県民が欲する説明は、西村大臣のような口調だけが丁寧な説明ではなく、わかりやすく簡単な説明なのです。
これは、政府が説明すること全般に言えることでしょうが、国民が常に求めるのは↓
「丁寧で、わかりにくい説得」ではなく、
「端的で、わかりやすい説明」です。
♪ そう~じゃないかい 皆の衆~ ♪
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コメント
「汚水処理」・・・難しいですね。
投稿: 吉田勝也 | 2023年7月 4日 16:00
>吉田勝也さんへ
処理は簡単なようですが、そのやり方に納得いかないのです
投稿: 玉ヰひろた | 2023年7月 4日 17:41