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2023年8月18日 (金曜日)

台湾副総統もアメリカ訪問

岸田文雄首相と木原誠二官房副長官がアメリカに到着したようですが、同じ日に交代するかのように台湾の「頼清徳(らいせいとく)副総統」はのアメリカのサンフランシスコから帰国するようです。

米国在台協会(AIT)のローゼンバーガー理事長や蕭美琴(しょうびきん)駐米代表(大使に相当)が機内に乗り込み、頼氏を出迎え、泊先のホテル前では台湾系華僑数百人が頼氏の来訪を歓迎を受けたそうです。

しかし、同ホテルの迎え側には中国側の抗議者らはホテルの向かい側に集まり、「台湾独立反対」などと叫ぶ中国系華僑も100人余り詰めかけ、頼氏の米国立ち寄りに抗議したようです。

ただ、現地警察が厳戒な警備に当たり、抗議者が指定されたエリアを出てホテルに近づこうとするのを数度にわたり阻止していたということです。

台湾独立とは、誰が作り出したか?言い出したか?は知りませんが、歴史を知らない人を中国が先導していることは確かです。

台湾は「独立」を言っているのではなく、「中国は、台湾の一部」(国民党)という考えが基本です。

さらに、「国際法上は今も日本国」という考えの台湾人もいて複雑です。

その複雑さをあらわすかのような話があります。

日本で初めて「国民栄誉賞」を受賞したのは、元巨人軍で現ソフトバンクホークス取締役会長の王貞治氏です。

王さんの国籍は「中華民国=台湾」になっています(選挙権が無い)が、これが単純にそうは言えないのです。

王さんは、父親が「中華民国」の出身だから国籍が台湾なのですが、父親の生れたのは「中華人民共和国」の北京近くであり、台湾とは関係がありません。

父親が生れた時代は中国は、毛沢東率いる中国共産党=中華人民共和国では無く、政府は蒋介石が率いる国民党政府時代=中華民国です。

その政府が台湾に移ったので国籍の名称は「中華民国」、出身地は「中華人民共和国」ということになってしまったのです。

戦争(内戦)やクーデターというのは、こういう弊害が出るということも知っておくべきでしょう。

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コメント

先ごろ、麻生さんが台湾に「中国と戦う覚悟」を促したということであきれました。
台湾有事になることを想定しての発言でしょう。
台湾の「民衆党」という党はアメリカにもそり寄らず、野党のように中国べったりにもならず、「中国とのかけはしになる」といっているようです。こんな党が大きくなるといいなと思いました。

投稿: へこきあねさ | 2023年8月18日 (金曜日) 16:32

台湾は難しい立場ですね。
歴史で習ったとは思うもののわたしは
あまり良く分かっていません。
玉ヰひろたさんの記事を読んで難しいと
改めて思いました。

投稿: 浜辺の月 | 2023年8月18日 (金曜日) 17:09

>へこきあねさんへ

わたしとしては、どっちつかづの党にも感じられます


>浜辺の月さんへ

台湾に関しては、日本国内でも誤解が多くあります

投稿: 玉ヰひろた | 2023年8月18日 (金曜日) 17:30

こんばんは。
・「文章」を読んで。
これは、初めて知りました。

投稿: H.K | 2023年8月20日 (日曜日) 20:17

>H.Kさんへ

コメントありがとうございます。

投稿: 玉ヰひろた | 2023年8月21日 (月曜日) 15:32

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