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2023年10月の29件の記事

2023年10月31日 (火曜日)

トマトキバガ

「トマトキバガ」とは聞きなれない名でしょうが、その名の通りトマトをはじめとするジャガイモやナスななどナス科の野菜を幼虫が食害する蛾の害虫の名前です。

元々はナス科の食物の発祥の地である南米に居たものですが、2006年にスペインで侵入が確認されてからヨーロッパ全土、アフリカ、中央アメリカ、西アジア、アラビア半島、そして東南アジアに広がり、日本国内でも35都道府県で繁殖が確認されています。

なぜ?それほど広がったかというと、その繁殖力のすごさで1年に何度も産卵羽化を繰り返す(10~12回)ことに加え、成虫は数キロメートルも移動が可能で、さらに風に乗ればそれ以上の遠くまで飛んでいくという厄介な生態を持っているからです。

農水省では、見つけ次第報告を義務付けていますが、農家としては殺虫するとともに食害されたものは土中深く埋めることが求められています。

ただ、トマトには似たような害虫もいて農家でも、家庭菜園をやっている人でも、見分けがつかないのが現状ですのでさらに生息域は拡散することでしょう。

害虫の種類は、ウイルスと同じで種類が増える一方です。

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2023年10月30日 (月曜日)

伝説の検証

福島県の田村市都路町(みやこじまち)と双葉郡葛尾村(かつらおむら)とにまたがって在る県立公園の「五十人山(ごじゅうにんやま=標高883m)」、その名前は古からの伝説が由来になっています。

『五十人山』の伝説】

蝦夷(えみし)征伐の為にこの地に進軍した坂上田村麿呂(征夷大将軍)が、山頂の大石に家来50人を座らせてその戦略を練ったという伝説がある。

その伝説の通りに、五十人山の山頂には大きな石が存在していますが、本当に人が50人乗れるのかは検証されたことは無かったのです。

10月29日の日曜日、地元の都路小に通う吉田圭佑さん(6年)が授業で名前の由来を知り、「本当に五十人乗れるのか?」と疑問を持ったことがきっかけとなり、検証することになりました。

検証には地元住民らが参加し、1人ずつ人数を数えながら石の上に乗り、最終的に伝説より多い55人が石の上に乗ることができたそうです。

このことによって、伝説は本当だったことが証明されました。

ただ、参加者からは石の上に少しスペースを残したので「60人まで乗れるのではないか」との声も上がったようです。

これから田村市と葛尾村は、50人で五十人石に乗った団体などに認定証を贈る事業の実施などを検討しており、PR活動を進める考えだそうです。

小学生の疑問を大人たちが聞き実証し、観光にもつなげた行政の今回の取り組みはわが村にも何か参考になる気がします。

さて、村内にも複数の伝説あるんですが、どれが良いのでしょう?

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2023年10月29日 (日曜日)

走行車両からゴミ等を捨てるのは違反です

今朝は6:00から村内の美化活動の日で、幹線道路などのゴミを拾いをしましたが相も変わらず捨てる人が存在することに怒りより呆れます。

そして、ごみを道路などに捨てた輩への取り締まりは無く、拾うものだけに負担が抱えさせられるのでした。

このブログでは、このゴミ拾いの日に毎年のように車からごみを捨てた場合に科せられる罪について記事にしていますが今回もまたアップさせてもらいます。

車からのポイ捨てには複数の罪が科せられますが、主なものを二つ上げます。

⒈「道路交通法第76条・第4項の第4号と第5号」に反する行為となる

  • 車からは、道路上の人若しくは車両等を損傷するおそれのある物件を投げ、又は発射する行為の禁止
  • 危険性が無くても、走行中の車からの物品(空き缶やゴミくず)を捨てる行為の禁止
    罰則>最寄りの金融機関で反則金を支払う青切符ではなく、裁判所に出頭が命じられる赤切符刑事罰(=前科)となり5万円以下の罰金が科せられる。(罰金は裁判所で納金)

「廃棄物処理法第16条」に違反する行為となる

  • 何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない
    罰則>5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれらの罰則が併科される

実際に2022年3月に、京都で路上で7回にわたり軽乗用車の運転席側から空き瓶などを道路や側溝に捨てた市内在住の男性が廃棄物処理法違反の容疑で起訴されています。

タバコの吸殻はサイズも大きくなく、風に飛ばされやすいゴミのひとつであるため、もし火が消えていなかった場合は大変な災害になりますが、今朝も道路に散乱しているのを見つけました。

明らかに、車内の灰皿に溜まったのを捨てていったものですが、法があってもみな現行犯でなければ捕まえられることは無く次回もたくさんのゴミを拾うことでしょう。

次は3月末です。いろいろな意味で寒いです。

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2023年10月28日 (土曜日)

福岡地裁で交通事故に注目の判決

九州の福岡県古賀市で発生した、オートバイと自動車との事故で画期的な判決が出ました

<事故とその後の経過>

  • 古賀市の信号機がある交差点で、右折しようとしていた自動車と対向車線を赤信号を無視して直進してきたオートバイがぶつかり、オートバイの男性が重傷を負った
  • この事故により自動車を運転していた50代の男性は、オートバイのドライーバーを負傷させたとして自動車運転処罰法(過失傷害)」の罪と10万円の罰金が求刑された

<福岡地裁の判決>

  • 赤信号で進入する車両まで予見して、安全確認すべき注意義務はない
    と、して「無罪」の判決を下された

これまでの交通事故で、こんな判決が出た記憶はなく、こういう場合はほぼ100%右折する者、自動車を運転する者、は有罪となっていた気がします。

今回の判決で使われたかは不明ですが、ドライブレコーダの普及はこういう時に役に立つだろうと思います。

いずれにしても驚きの判決ですしこれからの「判例」として大きな影響が出る気がします。

個人的にも、覚えておいて損は無いと思いました

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2023年10月27日 (金曜日)

11月2日に3回目の放出

東京電力は、福島第1原発の処理水の3回目となる海への放出を11月2日に始めると発表しました。

3回目に放出を予定する処理水を東電がタンクから採取して分析した結果、トリチウム濃度は1リットル当たり13万ベクレル、そのほかの放射性物質濃度は国が定める基準値を下回ったことも発表されました。

東電は、本年度約3万1200トンを計4回に分けて海に流す計画で、これまで2回の放出で約1万5600トンを放出したことになりますので、今年度の残量はちょうど半分の約1万5600トンになるようです。

これまでの放水では、東電や国、県が放出口周辺で行う海水や魚のモニタリング(監視)でトリチウムの濃度に異常は確認されていないようです。

放出量は1、2回目と同程度の約7800トンで、約17日間かけられ順調に進めば同20日に完了する見込みとなるようです。

なんとも気の長い話です。

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2023年10月26日 (木曜日)

相乗り促進

わが村もそうですが、田舎には公共交通の本数がほとんどありません。

村にはオンデマンドタクシーや、村営のバスは在ることはあるのですが、使い勝手が悪く利用者はほとんどいません。

この状況を打破するために、国は新たな対策を決め自治体に周知し始めました。

それは、学校などへの児童の送迎や障害者施設への送迎に使っているバスに、一般客も相乗りができるようにするという取り組みです。

これらのバスは送って帰庫するさいは無人での走行になりますので、そこを無駄なく使おうという目的も在るようです。

一見するととても効率が良いように感じますが、これらのバスを運手するドライバーのほとんどが退職した高齢者であり、心身への負担が増えトラブルが起きないのでしょうか?

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2023年10月24日 (火曜日)

本日は霜降なり

カレンダーを見ると、今日の日付に「降霜」とあります。

文字通り霜が降りるくらい寒くなるころのはずですが、きょうの日中の気温は26~27℃という‘夏日’となりました。

ただ、昨年の初霜は10月27日でしたので、そろそろ早朝に霜が降りそうな気配ではあります。

難しい体調管理の日々が続き、なんとなく頭痛がする日ばかりでちょっと不安な今日この頃です

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2023年10月23日 (月曜日)

JR列車がクマとの事故で通行止め

今朝の県内ニュースのトップは、磐梯山で40代~50代男性の登山者が死亡したことでした。

場所は、翁島(おきなじま)登山コースでガレ場といって石がゴロゴロし、急斜面が多く滑落すると大怪我する場所であり、さらに昨日は雪も降る悪天候などの原因で滑落したもとと推測されています。

そして、新たに報道されたのは福島県の郡山市~新潟へ走るJR磐越西線が、23日午前5時40分ころクマと衝突し車両点検のため一時停止するというニュースでした。

ん。

この事故での維持停止による影響で、磐越西線と信越線で運休3本、遅れが2本出ておよそ560人に影響が出たということです。

ただ、事故に遭った列車に乗客はおらず、乗務員にもけが人もでなかったことは幸いでした。

現在、福島県と新潟県には「クマ警戒」の注意報が発令されていますが、まさか列車にぶつかる事故まで起こるとは思いもよりませんでした

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2023年10月22日 (日曜日)

今朝の朝刊の一面は「初冠雪」

昨日は叔母の葬儀告別式で福島市にいた私ですが、小雨の中葬儀場のバスで移動中の午後4時近く「吾妻小富士」が雪化粧した様子を見ていました。

「これは、明日の朝刊の一面は『吾妻山の初冠雪』で決まりだな」などと、喪主らと話していたのです。

案の定、今朝の朝刊の一面は初冠雪の吾妻小富士のフォトが載せられていました。

21日、福島地方気象台は福島市の吾妻山で初冠雪を観測したとし、昨年より5日、平年より5日早い観測となったことが発表されました。

葬儀を終え家路に向かう途中、わが村の100名山である「安達太良山」も初冠雪をしているのが確認できました。

今年は一気に真冬が来る気配がしてきました

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2023年10月21日 (土曜日)

毒クモが繁殖か?

とっても嫌なニュースを見つけてしまいました。

3年ほど前でしたか?テレビなどで、輸入コンテナの中(?)に毒性が強い「セアカゴケグモ」が見つかったという報道があった気がします。

「特定外来生物」にも指定されているその毒グモの「セアカゴケグモ」が、20日大に分市の市立三佐小の敷地内で約100匹確認されたというのです。

これまでに児童や周辺住民からの健康被害を訴えはいないというのですが、報道があった時から気になっていた「国内繁殖」が現実になった気がします。

今回は九州ですが、東北でも繁殖している可能性は0ではなく、近くで繁殖が無いことを祈るばかりです

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2023年10月20日 (金曜日)

福島のブランド牛が復活?!

東京電力福島第1原発事故によって、太平洋に面しないところで避難地域に指定された内陸の自治体は「川内村(かわうちむら)と「飯館村(いいだてむら)」の二つの村だけでした。

そのうちの一つで、村自体が高原(役場=海抜489m)に在る飯館村には、村が誇るブランド牛の「飯館牛」が県内では有名でした。

※飯舘牛は1985(昭和60)年ごろにブランド化され、全国的に高い評価を得ていた。

ところが原発事故の影響で、畜産農家も雛したためそのブランドが途絶えていました。

その後、戻ってきた畜産課らが復活を目指し、昨年から村内の「いいたて村の道の駅までい館」で販売会が行われているようです。

今年も今月の19日に、同道の駅で村内大倉の畜産農家佐藤一郎さんらが育てた飯舘村産黒毛和牛の販売会が開かれ、A5ランクの逸品を求めて、購入者が販売開始前から列を作ったそうです。

原発事故でブランドが途絶えましたが、村や生産者が肥育頭数の増加などを進め基幹産業の復活を目指して奮闘しているようで、まだまだ、復興は道半ばであることを全国に知ってもらいたいものです。

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2023年10月19日 (木曜日)

女性最高齢の登山者

福島県いわき市常磐藤原町に住む佐川トメさん(95)は、毎年挑んでいる富士山の登頂に今年の7月23日にも成功し、自らの持つ女性富士山登頂者の最高齢記録を塗り替えたことが地元紙に載りました。

佐川さんは、今年は登り6泊、下り4泊の行程を組んで同居する次男深町梅之亮さん(68)と7月17日に静岡県側の「富士宮ルート」の5合目から登り始め、23日に山頂に到達したそうです。

富士山本宮浅間大社は毎年11月、高齢登山者を「富士山高齢登拝者名簿」にまとめていますが、今シーズン、佐川さんより年上の登頂者はなかったとしているそうです。

同名簿の年齢は数え年で記しているそうですが、佐川さんは2018年から昨年まで女性として年間最高齢登頂者となっており、女性の最高齢登頂者だった数えで95歳だった2021年記録を、今回は塗り替えて「97歳」に記載されたようです。

佐川さんは「100歳になっても頂に立ちたい」とますます元気だそうです。

佐川さんは、日頃は卓球などで汗をかいているそうですが、素晴らしい心身を親から授かったようですね。

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2023年10月18日 (水曜日)

福島県の死亡事故急増!?

10月17日に福島県警本部がまとめた結果によると、県内の交通事故死者数は43人で前年同期と比べて18人、72.0%増え、増加数と増加率とも全国ワースト2位となったことが判明してしまったようです。

要因として飲酒運転などの違反が後を絶たないことに加え、猛暑による注意力の低下なども一因とみられています。

福島県警は各署、団体と連携し、夜光反射材の普及や歩行者を中心とした交通安全教育、大規模検問などの飲酒運転の取り締まりを強化するとしています。

きょう、4号国道での速度違反取締を久しぶりに目にしましたが、この結果を受けての取り締まりだったのでしょうか?

交通事故は、気を付けていても突然やってきますが、やはり気を付けるしか方法は無いようです。

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2023年10月17日 (火曜日)

ヘクサムシ

「ヘクサムシ」とは、私の地域で「カメムシ」のことを指します。

その理由は、お判りでしょう。あの臭いにおいを出すためです

稲刈りが最盛期になると、このカメムシが大量に家に集まってきて洗濯物などに入っているのを知らないでいると大変ですね。

さてこの「ヘクサムシ」の言葉には、わが地域ではもう一つの意味と使い方が在ります。

自分自身の行いの悪さや大迷惑な言動を省みず、他人に対し意見や批判を言い放つ奴に対して「カメムシ」を引用し揶揄する言葉です。

さしずめ今なら、ハマスとの戦いが始まったイスラエルのガザでの戦争に対し、「人道的な行動が大事だ」と平然と言い放ったロシアのプーチン大統領こそが「ヘクサムシ」そのものでしょう。

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2023年10月16日 (月曜日)

コバケンのコンサート

もうぞうさんのブログで知った「コバケン」こといわき市出身の世界的指揮者小林研一郎さんが指揮を務めるコンサートが、11月19日(午後2時から)に福島市の「ふくしん夢の音楽堂」で開かれることが報道されました。

このコンサートは、福島県ゆかりの音楽家でつくる「ふくしまチェンバー・オーケストラ」のコンサートで、モーツァルトの「歌劇『フィガロの結婚』序曲」やメンデルスゾーンの「バイオリン協奏曲」、ベートーベンの「交響曲第7番」が演奏されるそうです。

私でも知っているバイオリン奏者の、千住真理子さんも出演するそうです。

「ふくしん夢の音楽堂」と言えば、大ホールをはじめ、小ホール、楽屋、練習室などを備えた本格的なコンサートホールですが、特に大ホールは国内トップクラスの豊かな残響を有し、デンマークのマルクーセン・アンド・サンズ製のパイプオルガンが設置されていることで知られています。

私は一度も行ったことは無いですが、巨大なパイプオルガンは一度見てみたいものです。

 

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2023年10月15日 (日曜日)

「長崎の鐘」にちなむ幻の曲「新しき朝の」

「長崎の鐘」という歌は、昭和20年(1945)年8月9日の長崎への原爆投下により、最愛の妻を亡くし自らも被ばくし白血病になり2人の子供と粗末な家に住み、病床のなかで永井隆長崎医大医学博士が書いた随筆「長崎の鐘」を基にして出来上がった曲です。

博士の随筆を基に作詞したのが作詞家のサトウハチローさん、それに福島市出身の作曲家小関裕而さんが曲を作り、歌手の藤山一郎さんが歌って、昭和24年(1949)にレコードが発売され大ヒットし現在も歌い継がれている名曲です。

この歌を聞いた永井博士は、その素晴らしいさに感激し短歌を添えて古関さんや藤山さんに感謝の手紙を送ったそうです。

その感謝を込めた永井博士の短歌がこれです↓

新しき 朝の光の さしそむる  あれ野にひびけ 長崎の鐘

この短歌に感動した歌手の藤山一郎さんは、独自の曲をつけてテレビなどで歌っていたそうです。

ところが、レコード発売から45年後の平成6年(1994)、福島市の「古関裕而記念館」に残されていた資料の中に古関さんがこの短歌「新しき朝の」に曲を書いた楽譜が見つかったのです。

11月6日、東京都で開かれるイベント「復興の軌跡とこの先の挑戦」でこの曲が、古関裕而さんの代表曲「長崎の鐘」にちなむ“幻”のメロディー「新しき朝の」として、声楽家田中俊太郎さんの歌で初めて披露されるそうです。

ここで疑問なのは、「なぜ小関裕而さんはこの曲を発表しなかったか?」です。

「小関裕而記念館」の学芸員の本間真美さんは、「古関さんは(先に曲を付けて歌っていた)藤山一郎さんに遠慮し、自分の作品を表に出さなかったのではないか(?)」と推察しているそうですがたぶん当たっていると思いますね。

どんな曲なのかは楽しみですが、それにしても悲しくも希望に満ちた素晴らしい短歌です。

自然に湧き出た思いの短歌は、ほんとうに感動しかないです

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2023年10月14日 (土曜日)

放射線に強いカメラができた

東京電力福島第1原発の廃炉作業において多くの障害が存在していますが、その一つが原子炉内部の高い放射線に耐えられるカメラが無いことです。

そのことで、デブリなどがたまる原子炉底部の様子が詳しく解らない状態になっていました。

このほど福島県南相馬市に事業所がある『光学機器開発マッハコーポレーション』(横浜市)は、開発を進めている耐放射線カメラが実用段階に入りし、すでに国際原子力機関(IAEA)が1500台規模で納入の意向を示していることが判明しました。

同社は1984年(昭59)、日本電気(NEC)宇宙開発事業部で人工衛星に搭載する光学センサーなどの開発・設計に携わった赤塚剛文社長が設立した会社で、今回のカメラは第1原発の極めて高い線量が廃炉作業を阻むと知ったことで、2015年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で耐放射線カメラの開発に着手し、3年かけて完成させたものだそうです。

このカメラは人工衛星にも使用可能で生産増が見込まれるため、事業相が在る南相馬市に本格的な生産拠点を作ることも同時に発表されました。

県や地域では、廃炉進行と経済効果の一石二鳥を期待している模様ですが、期待どおりになるといいなと思った今日でした。

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2023年10月13日 (金曜日)

あれからまだ4年、もう4年

令和元年(2019)東日本台風(台風19号)が上陸、福島県内では郡山市・本宮市・いわき市の3市を筆頭に甚大な被害をもたらしてから昨日の12日で4年を迎えました。

県のまとめによると、県内で関連死を含む40人が犠牲になり、1,395棟が全壊、1万と1,800棟が半壊など深刻な被害が出た。

この水害によってわが村に隣接する本宮市では、10月の第4金土日に予定されていた安達太良神社秋の祭礼が中止となり、翌年はコビッド-19感染拡大によって連続して中止となっていきました。
阿武隈川氾濫から3日目: つぶやき古道(コミチ) (cocolog-nifty.com)

これに合わせ、12日に県庁では職員らが午前9時から1分間の黙とうをささげた様子がテレビに映りました。

あれから4年ですが、いわき市ではまた大規模な洪水被害に見舞われ復旧が急がれていますが未だ見通しがつかないようです。

予報では今年は遅くに台風が上陸する可能性があるらしく、また同じところが被災したらどうするのでしょう?

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2023年10月12日 (木曜日)

ついに出た!「霜注意報」

今朝もかなり気温が下がり、我が家の猫が火のついていないストーブの前に行ってしばらく丸くなっていましたが、温かくないのに気づき私の所に寄ってきました。

明日朝はさらに気温が低く場所によっては一桁の気温になるようです。

そして、県内全域に「霜注意報」が今秋初めて出されました。

里山は未だに青々とした葉が茂り紅葉する様子はないですが、明日朝からの気温低下によって一気に変化する可能性が出てきました。

未だ冬物を出していない今年ですが、明日からはちょっと考えなければならないようです。

ちなみに、わが村の明日朝のピンポイント予報(気象協会)では「6.8℃」になっています

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2023年10月11日 (水曜日)

市街地に猿

9日午後0時30分ごろ、郡山市富久山町福原字福原で「電柱の上にサルがいる」と通行人の女性から郡山北署富久山交番に通報がありました。

同市内では8日にもサルの目撃情報が相次いでおり、9日は富田町でも目撃されたようです。

同市園芸振興課によると、サルはまだ見つかっておらず、防災無線やホームページなどで市民へ注意を呼びかけているようです。

警察によれば体長約1メートルの猿のようですが、いまだ人的・物的被害は確認されていないそうです。

福島市でのニホンザルの目撃情報は珍しくないですが、県内随一の人口を有する経済都市である郡山市ではニホンザルの群れの生息は無く、たぶんはぐれ猿がうろついているのだと思います。

もしかすると、隣接するわが村にも来るかもしれませんので注意したいと思いました

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2023年10月10日 (火曜日)

ペット用の喜多方ラーメン!?

福島県の喜多方と言えばラーメンと蔵の町で知られますが、特に喜多方ラーメンは白河ラーメンと並んで全国区の知名度だと思います。

その喜多方市に本社在り、お土産用の喜多方ラーメンなどを製造販売を手掛ける「河京(かわきょう」は、明日の10月11日から犬用のラーメン「ワンちゃん用ラーメン」を新発売することが報道されました。

そのラーメンのこだわりがまたすごく、ペットの健康などまで考えているラーメンなのです。

  • 犬も安心して食べられるように食塩を使わず、添加物も減らされている。
  • 麺は、厳選した小麦粉と喜多方の水「栂峰(つがみね)渓流水」を使った平打ち中太縮れ麺の半生麺。
  • ゆでてから冷水で冷やし、食べやすい長さに切ってスープと一緒に与える。
  • スープは、鶏肉エキスとホタテエキス味に仕上げ、具材には国産鶏胸肉が入っている。

販売価格は858円で「会津喜多方ラーメン館本館」、「河京ラーメン館猪苗代店」、「道の駅喜多の郷」で販売するほか、今月中旬からは、喜多方市のラーメン店「喜多方ラーメン赤れんが」でもメニューの一つとして提供することが決まっているそうです。

犬が大好きの人にはたまらないでしょうが、私には人間並みというよりそれ以上の驚きのラーメンでしかありません。

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2023年10月 8日 (日曜日)

高齢者の遭難死・・

7日、栃木県那須町の朝日岳の登山道付近で4人が死亡しているのが見つかるという痛ましい事故がありました。

亡くなった4人の内、3人は同じグループで、もう一方は助けを求めて下山した人と2人での登山だったようです。

助けを求めて下山した方の話によると、下山を始めた6日の昼近くから天気が急変し強風が吹いて小石が舞う中、四つんばいになりながら岩につかまって進む状況だったということです。

その助けを呼ぶため下山した人は、途中で3人が動けなくなっているのを見て声をかけたが、返事があったかは確認できなかったそうです。

全員の年齢が高齢者ということから、それほど難しくない山なんだと思いますが、これも今年の異常な暑さが長く続いた弊害でしょうか?

それは不明ですが、山の天候の急変は珍しいことではなく備えや心構えは無かったのでしょうか。

未だ日中の気温は低くならない今年の秋、同じような要因での遭難が安達太良山でも増える気がしてきました。

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2023年10月 7日 (土曜日)

小児科不足でオンライン診療

福島県の福島市は6日、小児科の休日当番医を担当する診療所数が減少し、当番医を設定できない日(10月22日と来年1月21日)が発生することを発表しました。

担当医の空白日が生じるのは同市では初めてだそうです。

対策として、スマートフォンなどを使い、東京都のクリニックの医師によるオンライン診療で対応することのようです。

小児科診療所が減少している要因として「震災の翌年、平成24年(2012)10月1日から福島県内に在る59の全市町村において18歳以下の医療費が無料化になっていることから

  1. 小児科は患者の急増で忙殺されている
  2. 休日には内科の約2倍に相当する1日当たり平均92人(本年度上期)が受診し、数時間待ちの状態もあるという。
  3. 加えて平日診療や夜間救急診療所も担当している
  4. 後継者不足などを背景に開業医の廃業が増えている

上記の理由から、同市内では2013年時点から7ヵ所減ってしまったそうです。

木幡浩福島市長は、軽症の場合は平日に受診するなど適正な受診を呼びかけた上で「小児科開業医は疲弊している。市としても医師確保対策を強化する」とのコメントを発表しました。

小児科医の不足は全国的なことでもあり、オンライン診療もやむなしでしょうが、オンライン機器を使えない祖父母が日中に子供を視ていた場合はどうするのでしょう?

言葉がままならない乳幼児の様態をオンラインで正確に伝えられるでしょうか?

これはやはり厚労大臣と復興大臣が何とかすべきことではないでしょうか?

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2023年10月 6日 (金曜日)

スズメバチ駆除の業者が死亡

3日(火)の午後のこと、千葉県館山市の川の土手でスズメバチの駆除作業を行っていた駆除業者の作業員の男性(50代)が、スズメバチに耳と背中を刺され死亡するということが発生しました。

当時、男性は防護服を着て作業していましたが、服の上からスズメバチに刺されたということです。

そのため現場では、スズメバチの巣の駆除が完了しておらず、館山市は付近の市道を全面通行止めとして駆除作業を進めたようです。

これも、先日に福島県内のサファリパークで起こった死亡事故の犠牲者と同じ50代というベテランであり、どこかになれと油断があったのかもしれません。

考えさせられる、事故だと思います。

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2023年10月 5日 (木曜日)

塩分とりすぎ防止のスプーン

今日の朝刊のコラムは、福島県民の塩分摂取量多くて全国でもワーストであることについての内容でした。

そのコラムに、↓のような記事があったのです。

微量の電流を流したスプーンによって塩味が薄いものが濃い味に味覚を変えることができ、
これを使って塩分とりすぎが防げるのではないか」

まさかと思って検索したら、もう少しで製品化されつつあることが判りました。

開発は「キリンホールディングス株式会社」と「明治大学 総合数理学部先端メディアサイエンス学科」の「宮下芳明研究室」との共同研究で、減塩食品の塩味を約1.5倍に増強させる独自の電流波形を開発し、この技術を搭載したスプーン、お椀型の「エレキソルト」デバイスを開発。

現在このデバイスと塩分を控えた食事をセットで提供して食事満足度を評価する実証実験を、「株式会社ノルト」、「株式会社オレンジページ」と共同で始めている。

つまり薄味でも、濃い味に味覚を変化させる代物なので、キリンでは今年中に製品化して販売を目指しているようです。

これを使えば、塩分の取り過ぎはもちろんのこと、塩気のない病院食も少しはうまく感じたりするかもしれません。

ただ、塩味以外の味覚に狂うような副作用は生じないのでしょうか?

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2023年10月 4日 (水曜日)

中学生が講師?

人口5300に程の福島県矢祭町(やまつりまち)、ここで面白い取り組みが始まりました。

この町では、パソコンやスマホなどのデジタル機器の使い方に苦労している、いわゆる「デジタル弱者」と呼ばれる高齢者を対象にして、来年度から「デジタル保健室」というのを設けることになりました。

そこで行われるのは、デジタル機器の使い方はもちろんのこと、フェイクニュースの見分け方なども指導します。

面白いのは、そこで高齢者に講義などを行うのは同町の中学生なのです。

子供たちはクラブ活動の一環として行い、いろいろな講習を受け「子どもICTアドバイザー」という資格(資格は3段階)を得て行われるのだそうです。

町としては、一般職員や専門家より孫のような中学生なら受講も和らげる効果があるのではないか?という狙いのようです。

これによって、中学生も高齢者もデジタル機器への知識が得られ、一石二鳥の効果がありそうです。

とてもユニークな取り組みだと、今朝は感心して朝刊を読み入ってしまいました

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2023年10月 3日 (火曜日)

解り難くなった自動車関連の単位

何年か前から自動車の馬力の単位が「ps」表示から「キロワット」になってから、その値の感覚がわかりにくくなっている私です。

さらに難解なのが、燃料消費率をあらわすモードの多さです。

  1. WLTCモード(国交省値)
  2. 市街地モード
  3. 郊外モード
  4. 高速道路モード
  5. JC08モード(国交省値)

上記のように在り、それぞれに違う燃費が表記されているのですから解り難いです。

そんな折、今月にいつものタイヤショップのチラシに載った軽トラのタイヤのサイズ表示に、はた!?と悩んだのです。

【 145/80R12  86/84N  LT  】

まず、どこからどこまでがサイズ表示なのか?迷い、調べたら全部だったのです。

  • 145→タイヤの幅
  • 80 →タイヤの扁平率
  • R  →ラジアルタイヤ
  • 86 →短輪でのタイヤ強度値
  • 84 →複輪でのタイヤ強度値
  • N → 時速40km(最大強度速度)
  • LT →軽貨物タイヤ(ライトトラックの略)

貨物車用は規定強度のタイヤを装着する義務が在り、「86/84N LT」はタイヤ強度で、従来の表記の「6PR」に相当する値のようです。

そんなに複雑にせず、貨物車のタイヤ強度は従来通り

(弱)「6 PR」➡「8 PR」➡「10PR」➡「12PR」

上のような段階数値のほうが単純でわかりやすいと思うのですが、それでは何か問題があるのでしょうかね?

メーカーとしては何か複雑な理由があったのでしょうが、わたしには理解しかねます。

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2023年10月 2日 (月曜日)

当たり前の習慣が感動される

現地9月28日、フランス・トゥールーズでラグビーワールドカップ(W杯)2023の1次リーグD組・第3戦で、日本代表とサモア代表の試合が行われ28-22で日本が勝利しました。

この試合で、日本チームが行った行為が現地や世界からSNSに

  • 「Pure class all round!(すべてにおいて品格に満ち溢れている)」
  • 「なんて美しい光景なの!」「Respect!」
  • 「日本は試合だけでなく、この大会のチャンピオンに値する!」
  • 「この紳士たちをとても尊敬する」
  • 「赤と白に幸運を」

という、投稿が寄せられたのです。

さて彼らは、何をしたのかと思ったら試合終了後に控えを含めた代表メンバー全員がゴールポストの後ろに集まり、観客席に向かって横一列に並んで、応援してくださった方々に「感謝」のために深々と頭を下げたんだそうです。

この光景は、日本ではラグビーに限らず野球・サッカーなどの団体球技などが、プロアマ含めゲーム終了後の当たり前の姿であり見慣れた光景なのですが、海外の人たちにはものすごく高潔で美しい姿に見えるようです。

面白いものです

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2023年10月 1日 (日曜日)

法の日と国際音楽の日

きょう10月1日は、とてもたくさんの記念日になっています。

その中でも、最高裁判所、検察庁、日本弁護士連合会(日弁連)の進言により法務省が1960(昭和35)年に制定した「法の日」。

そして、
バイオリン奏者のユーディ・メニューインが、国際紛争が絶えないことを憂いて1977(昭和52)年にチェコで開催された国際音楽評議会(IMC)総会において提唱され、日本でも平成6年(1994)11月に「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が公布・施行されたのを機に同じ日に定められた「国際音楽の日」という二つの記念日は意義があると思います。

特に「国際音楽の日」は、「ユネスコ憲章」の精神にのっとり音楽を通じた国際相互理解の促進に資する活動を行う日としており、つまり音楽を通じ文化や言葉の違いを乗り越えて仲良くしましょうというもので、現在の世界情勢にも意義ある記念日に思います。

日本では「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が基になって音楽の普及が目的のようですが、提唱者の思いをしっかりと理解することも大切だと思います。

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