法の日と国際音楽の日
きょう10月1日は、とてもたくさんの記念日になっています。
その中でも、最高裁判所、検察庁、日本弁護士連合会(日弁連)の進言により法務省が1960(昭和35)年に制定した「法の日」。
そして、
バイオリン奏者のユーディ・メニューインが、国際紛争が絶えないことを憂いて1977(昭和52)年にチェコで開催された国際音楽評議会(IMC)総会において提唱され、日本でも平成6年(1994)11月に「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が公布・施行されたのを機に同じ日に定められた「国際音楽の日」という二つの記念日は意義があると思います。
特に「国際音楽の日」は、「ユネスコ憲章」の精神にのっとり音楽を通じた国際相互理解の促進に資する活動を行う日としており、つまり音楽を通じ文化や言葉の違いを乗り越えて仲良くしましょうというもので、現在の世界情勢にも意義ある記念日に思います。
日本では「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が基になって音楽の普及が目的のようですが、提唱者の思いをしっかりと理解することも大切だと思います。
<ユネスコ憲章>
前文この憲章の当事国政府は、その国民に代って次のとおり宣言する。
戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。
ここに終りを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代わりに、無知と偏見を通じて人間と人種の不平等という教義をひろめることによって可能にされた戦争であった。
文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、且つすべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神をもって果さなければならない神聖な義務である。
政府の政治的及び経済的取極のみに基く平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない。
(以下省略)
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コメント
こんばんは。
·「文章」を読んで。
これは、初めて知りました。
投稿: H.K | 2023年10月 1日 19:22
こんな有意義な日のことをメディアや政府はどれだけ宣伝しているのでしょう。
ジャニーズ問題を多くのメディアが無視してきたように、有意義な日の宣伝だけでなく、実際の行動でも市民に喚起していただきたかったです。
投稿: へこきあねさ | 2023年10月 1日 20:08
>H.Kさんへ
コメントありがとうございます
>へこきあねさんへ
そうですよね。なぜ取り上げないのでしょうね
投稿: 玉ヰひろた | 2023年10月 3日 07:48