トマトキバガ
「トマトキバガ」とは聞きなれない名でしょうが、その名の通りトマトをはじめとするジャガイモやナスななどナス科の野菜を幼虫が食害する蛾の害虫の名前です。
元々はナス科の食物の発祥の地である南米に居たものですが、2006年にスペインで侵入が確認されてからヨーロッパ全土、アフリカ、中央アメリカ、西アジア、アラビア半島、そして東南アジアに広がり、日本国内でも35都道府県で繁殖が確認されています。
なぜ?それほど広がったかというと、その繁殖力のすごさで1年に何度も産卵羽化を繰り返す(10~12回)ことに加え、成虫は数キロメートルも移動が可能で、さらに風に乗ればそれ以上の遠くまで飛んでいくという厄介な生態を持っているからです。
農水省では、見つけ次第報告を義務付けていますが、農家としては殺虫するとともに食害されたものは土中深く埋めることが求められています。
ただ、トマトには似たような害虫もいて農家でも、家庭菜園をやっている人でも、見分けがつかないのが現状ですのでさらに生息域は拡散することでしょう。
害虫の種類は、ウイルスと同じで種類が増える一方です。
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コメント
聞いたことがありません。
トマトトキ馬鹿って覚えそうです。
投稿: もうぞう | 2023年11月 2日 18:55
>もうぞうさんへ
その覚え方、参考にさせていただきます(笑)
投稿: 玉ヰひろた | 2023年11月 3日 11:46