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2023年10月14日 (土曜日)

放射線に強いカメラができた

東京電力福島第1原発の廃炉作業において多くの障害が存在していますが、その一つが原子炉内部の高い放射線に耐えられるカメラが無いことです。

そのことで、デブリなどがたまる原子炉底部の様子が詳しく解らない状態になっていました。

このほど福島県南相馬市に事業所がある『光学機器開発マッハコーポレーション』(横浜市)は、開発を進めている耐放射線カメラが実用段階に入りし、すでに国際原子力機関(IAEA)が1500台規模で納入の意向を示していることが判明しました。

同社は1984年(昭59)、日本電気(NEC)宇宙開発事業部で人工衛星に搭載する光学センサーなどの開発・設計に携わった赤塚剛文社長が設立した会社で、今回のカメラは第1原発の極めて高い線量が廃炉作業を阻むと知ったことで、2015年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で耐放射線カメラの開発に着手し、3年かけて完成させたものだそうです。

このカメラは人工衛星にも使用可能で生産増が見込まれるため、事業相が在る南相馬市に本格的な生産拠点を作ることも同時に発表されました。

県や地域では、廃炉進行と経済効果の一石二鳥を期待している模様ですが、期待どおりになるといいなと思った今日でした。

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コメント

すごいカメラが出来たんですね。
技術の進歩は素晴らしいです。
戦争が無くなる技術が出来ないものか?
コレは技術じゃ無いか?

投稿: もうぞう | 2023年10月14日 (土曜日) 18:46

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて聞きましたね。

投稿: H.K | 2023年10月14日 (土曜日) 19:13

>もうぞうさんへ

技術で戦争もなくせる時代が来てほしいです


>H.Kさんへ

すごいことですよね

投稿: 玉ヰひろた | 2023年10月15日 (日曜日) 07:44

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