15路線の廃止!?
きょうの朝刊の第一面には、「常磐交通の15路線が廃止・・」という見出しが躍っていました。
いわき市の新常磐交通は来年4月のダイヤ改正で、市内で運行する路線バス15路線64系統を廃止することを発表しました。
- 線バスの全運行距離(519.3km)の約10%に当たる49.58kmを廃止し、現在の133系統を69系統に減らす
- スクールバスも43系統から20系統に半減する。
係統の削減に伴い運行便数を平日は計693便から70便、土日祝日は計342便から117便それぞれ減ることにより、同社の試算では1日当たり約3千人の利用者に影響するということです。
それでも減らさないとならない理由には、コロナ禍による減収が経営を圧迫よりもっと深刻なものがあったのです。
何と言っても深刻な運転手不足、バスの運転手に必要な大型2種免許を新規に取得する費用を会社側が負担するなど運転手確保に努めているそうですが、低賃金や労働環境を理由に新規採用が進まず、65歳の定年を前に退職する人も増えているそうです。
さらに、現役運転者の高齢化だそうで、新常磐交通のバス運転手138人の平均年齢は58歳で、60歳以上が半数に上るそうなのです。
法的にも「2024年問題」で国の働き方改革により1日の休息期間が最低9時間に強化されるため、1人の運転手が最終便と始発便を担うことが難しくなり、現在は30人が不足し今回発表されたダイヤ改正後でも15人が足りないようです。
私の地域を走るタクシードライバーも私より年上ばかりで人数も不足だそうですし、田舎の公共交通事情の改善は根本的に考え方を替えないと言いけないことはかなり前から論じられていますが論じるだけで毎年終了です。
旨いことを思いつく人は、政府や自治体にはいないものなのでしょうか?
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コメント
こんばんは。
・「文章」を読んで。
これは、寂しい話ですね。
投稿: H.K | 2023年11月19日 16:33
公共交通機関の課題はどこも同じですね。
私鉄は、好況の時に、それに甘んじ、不況になれば、行政支援ですかね。基本的な経営になっていなかったことも「あります。
恐らく、賃上げ、値上げ、行政支援で、継続することにはなるが、根本解決ではないですね。
全国的な課題になっていますね。
投稿: ひで | 2023年11月19日 17:26
>H.Kさんへ
わたしには影響ないですが、将来は判りません
>ひでさんへ
本数を減らすと、不便になるので客も減るという悪循環が起こります
投稿: 玉ヰひろた | 2023年11月19日 19:52
麻布台ヒルズなんか、一つの街が引っ越して来たようです。
もう東京の開発はやめよう?!
投稿: もうぞう | 2023年11月21日 18:50
>もうぞうさんへ
そうなのかもしれませんね
投稿: 玉ヰひろた | 2023年11月21日 20:05