ダイヤモンド半導体
ICTを中心に現在の電子機器や武器にも不可欠部品と言えば半導体で、その需要の安定には世界中が躍起になっています。
福島県では原発の廃炉調査に使われるロボットにも使われていますが、従来のは「シリコン半導体」というもので原子炉のような高熱と高放射線には弱く作業の遅れの要因の一つにもなっています。
そこで震災後になる、今から約10年ほど前から「究極の半導体」と呼ばれる高熱・高圧と放射線に強い人工ダイヤモンドを使った「ダイヤモンド半導体」というものの研究が世界で始まりました。
その中でも廃炉作業に不可欠な日本では政府が力を入れ、このほどその援助を受けた「大熊ダイヤモンドデバイス(札幌市北区、星川尚久代表取締役)が、世界に先駆けて2025年度にも「ダイヤモンド半導体」のサンプル出荷を始めることが発表されました。
同社は北海道大学や産業技術総合研究所(産総研)などが参加し「大熊町の為」を目的にできたもので、工場は廃炉中の福島原発が在る福島県双葉郡大熊町に2026年度までに作られ将来的には100人以上の雇用も目指すようです。
ダイヤモンド半導体は廃炉以外でも、冷却装置が不要になり製品を小型化できるなどメリットがあり、これから多種多様な方面から需要があるということです。
もしかすると、太陽の調査やマグマ調査にも使われるのかもしれませんが、私としてはPC・スマホやクリーンな発電に役立つことを願いたいです。
でも同時に軍事産業にも使われるんでしょうね
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