原子力電池
現在使用されている電池で最も長く稼働するのが、原子核崩壊で発生する熱を電力に変換する「原子力電池」なんだそうです。
ただし、放射能被ばくなどのリスクがあるため、地球から遠く離れた場所で活躍する「宇宙探査機」や「人工衛星」などに限定仕様になっています。
ところがです。
最近、中国の新興企業「ベータボルト・テクノロジー(北京貝塔伏特新能科技有限公司)」は、通常の電池と同じく一般向けとして使用できる超『小型原子力電池』の開発に成功したということが、1月8日付の『ベータボルト社のプレスリリース(中国語)』で発表がなされたようです。
同社によれば、「新しい原子力電池はコインと同じサイズであり、メンテナンスや充電を必要とせず50年間使用し続けられる。世界初の電池」というのです。
すでに打ち上げられた無人宇宙探査機「ボイジャー1号」「ボイジャー2号」には、原子力電池が搭載されており、数十年にわたって、それらのコンピューターに電力を供給し続けた実績があります。
ベータボルト社は、2025年には商業用の原子力電池を大量生産する計画を立てており、少なくともその時期には正確な情報が得られそうなのです。
ただ、世界中はまだ半信半疑でいるようです。
もしこれが事実で50年も100年も稼働する電池が一般化したら私たちの生活は根本から一変、スマホの充電など必要なくなるかもしれないことです。
たしか?漫画の「鉄腕アトム」は、これと同じような核エネルギーで動いていましたが、それが現実化したことになります。
ただ、その使用済みの核電池の処分はどうするのか?それは発表されていません。
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
確かに素晴らしい考えですが、そこまで誕生させるには課題が有りそうですね。
投稿: H.K | 2024年2月 3日 (土曜日) 23:12
>H.Kさんへ
中国はその域まで達成しているようです
投稿: 玉ヰひろた | 2024年2月 4日 (日曜日) 08:30