教員人材確保の青田買い?!
学生減少や仕事の内容の厳しさなどから全国で教員を志願する人が減っている中、福島県教委は新年度に実施する2025年度の公立学校教員採用試験を大幅に見直しすることを決めたようです。
見直しする教員試験の詳細は
- 大学3年生を1次試験の対象に加える
- 面接や模擬授業などコミニュケーション力に重点を置き、小論文試験を廃止する。
- 保健体育と家庭の実技試験を廃止する。
- 3年次に試験を通過すれば翌年度の1次試験は免除。
さらに、講師経験者向け選考試験も見直し
- 県内外の私立学校の講師経験者らにも対象を拡大。
- 校や特別支援学校の教諭を目指す県内の国公立学校の講師経験者のうち、
勤務条件を満たした受験者については、1次試験に不合格だった場合でも一定の水準であれば次年度の1次試験を免除する
福島県教委は教員のなり手不足解消に向け、今年の採用試験の日程を例年より1週間程度前倒しすることを決めたようです。
これは2月27日の定例県議会で県民連合の橋本徹議員(双葉郡)の追加代表質問に県の大沼博文教育長が答えた内容の記事ですが、大学3年生を1次試験の対象に加える見直しは他の県でも出ているらしく、まるで優秀な学生や講師の青田買いのような状態です。
生徒も減少し、教師も減少する状態はどこまで行ってしまうのでしょう。
そして、それを担当する”あの”文科大臣はどうなるのでしょう?
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コメント
あの、文科大臣の話、となると笑っちゃいますが、生徒数が減少傾向にあるとはいえ、いまだ40人学級、35人学級です。
現代の複雑な生徒を抱える学校としては、30人学級などをせめて実施してほしい。でないと、教師の疲弊も多々。「なりて」も減少。ぜひ、このような形でも教員数を増加する努力をしてほしいです。
投稿: へこきあねさ | 2024年2月28日 15:21
>へこきあねさんへ
理想的な学級は15~20人だそうですね。
50人以上の学級だった私にとっては、どうもその辺の理解が難しいです。
投稿: 玉ヰひろた | 2024年2月28日 16:43