キプタムさんが事故死
ケニア人のケルビン・キプタムさん(24歳)が2月11日、同国内での交通事故で死去したニュースは驚きました。
キプタムさんは現在のマラソンの世界記録保持者で、その記録は昨年10月のシカゴ・マラソンで「2時間0分35秒」というものです。
人類史上初のマラソン公式記録で2時間切りをする最初のランナーではないかと言われていた青年でした。
彼は13歳の頃に競技を始め、2022年のバレンシア・マラソン(スペイン)で初マラソン歴代最高となる2時間1分53秒を出し、2023年4月のロンドンでさらにタイムを縮め、世界記録を出したシカゴ・マラソンと合わせマラソンで3戦3勝というトップアスリートでした。
現地警察によると、事故は単独事故で運転してたのはキプタムさん自身、同乗していたコーチも亡くなり、同乗者の女性は重傷を負ったそうです。
世界陸連の昨年の年間最優秀選手に選ばれ、世界陸連のセバスチャン・コー会長や日本の高橋尚子さんらが、ショックと深い悲しみの談話を出しました。
運転していたのは高級車で、マラソンの優勝賞金で得たものだったのでしょうか?不明ですが、痛ましく悲しい事故です。
これで、史上初の2時間切りは同じくケニア人で昨年まで記録保持者だったのエリウド・キプチョゲ さんかもしれませんが、彼の心中は複雑なことでしょう。
24歳・・・若すぎです。
ちなみに日本記録は、富士通の鈴木健吾さんが2021年2月28日の「びわ湖毎日マラソン」で出した2時間4分56秒です
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