ドイツ筆記具メーカーを買収
日本の筆記用具メーカーの三菱鉛筆が、ドイツの高級筆記具メーカー「ラミー(Lamy)」社の全株式を同社の創業家から買い取り(買収額は非公表)、完全子会社にすることで合意したとという2月下旬の記事を見つけました。
ラミー社は1930年設立で、欧米を中心に数千円台のボールペンや万年筆を主に扱っていて多くの愛好家がいるメーカーだそうです。
かたや、三菱鉛筆は1887(明治20)年創業(当初は「眞崎鉛筆製造所」(まさきえんぴつせいぞうじょ))で、日本で初めて鉛筆を工業生産したメーカーで今はボールペン「ジェットストリーム」や「uni」ブランドの鉛筆や消しゴムで知られる国内メーカーになります。
つまり、両会社の製品には競合するものがほとんど無く、三菱鉛筆としてはラミー社のブランド力、デザイン力、技術力を獲得することで、世界有数の筆記具メーカーになることを目指すようです。
そんな記事を読みながら、私のPC周りにある筆記用具を見れば・・消しゴムだけはトンボでしたが、鉛筆は黒も赤もuni、ボールペンはジェットストリームを使用していました。
三菱鉛筆は長くお世話になっている筆記用具だと、改めて感じてしまいました。
そして、三菱鉛筆というのは旧財閥三菱グループとは関係の無いメーカーで、三菱のマークは三菱鉛筆の創業者の眞崎仁六氏の家紋を使用したものなのです。
それどころか、「三菱」のマークと商標を登録したのは、三菱鉛筆ほうが三菱グループより早いのです。
私もつい最近まで誤解していたのですが、これって多くの人が誤解しているのではないでしょうか(?)
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コメント
へえ、そうだったのですかぁ。
かくいう私はかって三菱自動車に勤務していて、「三菱鉛筆」も同じ系列なのだろう、となんとなく思っていました。
それにしても、ドイツ筆記具メーカーを買収ですか。我が友人もドイツ系企業に勤務。グローバルが良いのか、悪いのか 悩むところです。
投稿: へこきあねさ | 2024年3月 7日 20:15
>へこきあねさんへ
文中にもありますが、多くの人が同じグループと思っている気がします
投稿: 玉ヰひろた | 2024年3月 8日 08:09