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2024年4月17日 (水曜日)

ロシア南部で数十年ぶりの大洪水

ウクライナ侵攻を続けるロシアで、現在大規模な洪水が発生しています。

洪水が発生したのはロシア南部のオレンブルク州、ウラル山脈南部から流れるウラル川で4月5日、気温の上昇による雪どけ水によってダムが決壊し、浸水した住宅はおよそ1万3000戸、8000人近くが避難しているということです。(2024年4月10日 ロイター通信)

さらにその洪水は、国境を接する中央アジアのカザフスタンに及び、ここでも10日までに10万人近くが避難しているようです。

この大洪水は、オレンブルク州では数十年ぶりで、カザフスタンでは少なくとも過去70年間で最悪の水害だという大災害のようです。

ウラル川の水位は依然として高いらしく、プーチン大統領も最新の状況を把握し注視しているとしているそうですが、進まない対策に被災地の住民の不満はピークに達し、4月8日オレンブルク州のオルスク市では被災した一部の住民が市庁舎前に押し寄せて地元当局の対応の鈍さに対し「恥を知れ」と地元当局をののしったり、「プーチン大統領よ、助けてほしい」と訴えたりする様子を現地メディアが伝えているようです。

その報道に対し、オレンブルク州のパスレル知事は「多くの住民は救助活動を支援し、愛国者としてふるまっている」と強調するとともに、結束を呼びかけました。

ただ、同州の検察は抗議に集まった被災住民に対して「今回のような集会は法令に従って当局が許可したものではない。参加しないように」と警告を出したようです。

市庁舎前にやってきた住民らは、洪水で失われた家屋や財産に対する当局の補償を巡る不満などが背景にあるのではないかと推測されていますが、はたしてそれだけなのでしょうか?

いずれにしても人口20万に程の穏やかな町は、大洪水で一変したことは間違いなく戦争している場合じゃないと思います。

この洪水被害も、日本のマスメディアはスーダンと同じように報道がほとんどないですね

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