衆院法務委員会での一コマ
きょう5日の衆院法務委員会で審議中の離婚後共同親権を導入する民法改正案の質疑で、自民党の谷川とむ氏が述べた内容に対し野党から疑問視する声が相次いだそうです。
谷川氏の発言>
「ドメスティックバイオレンスや虐待がない限り、離婚しづらい社会になる方が健全だ」
「離婚して誰も得しない。子どものことを考えれば、離婚しづらい世の中の方がいいと思う」
何となく言いたいことの趣旨は分かる気もするのですが、「甚だ強い違和感を持った。離婚することで守られる子どもの利益は多くある」という立憲民主党の寺田学氏の批判コメントがあったように、この言い方には別な意味を持ってしまうものです。
さらに同委員会に出席していた中野英幸法務政務官は、審議中に居眠りをしたり、喫煙のために何度も離席(抜け出)したりしていることにも批判が起きたようです。
圧倒的多数議席を優先する与党議員、たるんでしまっているようにしか感じられないです。
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コメント
私はこの法務委員会の審議をみていませんが、ここに書いてあるようなことを見聞きすると、法の番人がこんなかと、悲しく悔しくなります。
現行憲法では、離婚した場合同居親が子のことを決める場合単独でも、別居親と一緒に決めることができる。しかし、共同親権ということになれば、同居親単独できめることはほぼできない。もし、裁判所が虐待やDVを認めない場合、被害が継続してしまう可能性もある。
つまり「共同親権」になれば、離婚しづらい可能性も出てくると思う。
投稿: へこきあねさ | 2024年4月 5日 21:55
審議中での居眠りは、以前からよく見かけますよね。緊張感がないんですね、もっと真剣に臨んでほしいです。
審議中に喫煙のために席を外すなどは論外です、民間と違い首になる心配のない身分がそうさせるのかな?
投稿: JACKS | 2024年4月 6日 07:38
>へこきあねさんへ
以前も言いましたが、この方たちは法の制作者であって、「法の番人(裁判官)」ではありません
>JACKSさんへ
居ても居なくても、どうでもいいと思っているのでしょうかね。
投稿: 玉ヰひろた | 2024年4月 6日 11:39